08/11/19 01:28:52 ZRpr5Rlt0
ドアを開くとそこには美人ねえさんがビールとつまみをお盆
に載せて立っていた。もう仕事を終えたのであろう、私服に
着替えていた。人に見られるのを憚るように部屋にコソコソ
入ってきた。そして二人は今日の再会と勝利を祝って祝宴を
始めた。こんな偶然あるんだねとか、女が帰った後俺の台は
どうなったのかとか話しは尽きなかった。一時間も経つと二
人は下の名前で呼び合っていた。そんな時、俺は目が疲れた
と言い訳しながら部屋の電気を消した。部屋はテレビの明か
りだけだ。二人とも何かを意識してか沈黙が続いた。俺は耐
えられずに女の腰に手を回して、膝の上に女を抱き寄せた。
女はおれに身を委ね嫌がる様子もなかった。そのまま俺は女
を抱いた。女の体は傷ひとつなく完璧だった。声が漏れるの
を憚るような仕草が堪らなかった。
日刊 トビトビ馬馬 『裏の世界の住人』より抜粋 閑話8
お色気編