08/06/11 21:18:40 vevi85vo0
今年の2月まではスランプにあえいでいたウオッカですが2走前のドバイ遠征時に先行して粘る競馬を経
験したことが大きく、今回は3番手追走といういつもよりも早めの仕掛けに対してもしっかりと折り合いが取
れていました。
今までは行きたがる馬を無理やり押さえつけて最後の瞬発力を貯めようとする騎乗ばかりで、直線追って
届かず、という競馬ばかりでしたがウオッカの本当の強さを引き出すには先行して、早め抜け出しという今回
の安田記念の競馬内容こそがベストの騎乗であったと思われます。
前走のヴィクトリアマイルでウオッカを先行させなかった武豊騎手の騎乗に対して、乗り替わった岩田康誠騎
手が「こう乗れば力を引き出せるんだ」といわんばかりに、明確な答えを出してくれました。
今年は重賞路線で武豊騎手の活躍が目立たず、岩田康誠騎手が大活躍している背景には直線一気の差し
切りを狙っている武豊騎手と前目に位置して早め抜け出しを狙っている岩田康誠騎手との競馬スタイルの
違いも大きく影響しているように思います。
サンデーサイレンス産駒が少なくなってきた最近の競馬では瞬発力勝負だけでは勝ちきれないレースが増
えてきたので岩田康誠騎手のように先行させる騎乗のほうが良い結果を引き出せることが多くなるとも考え
ています。
今回のウオッカの好走に対しては、武豊騎手と岩田康誠騎手との競馬スタイルの差も影響したのではない
でしょうか?