06/03/10 21:07:17 ECBBlKgR0
フィンランドの4人組メタルバンドだと思うが、アルバムごとにサウンドは変化しているようなのですが、
初めて聴くのでなんとも言えません。これは'96年リリースのアルバム。他のアルバムも気になるけど、
とりあえずこれは聴いておかないといけないなと思って探していました。というのもデスメタルと
オーケストラ、オペラの融合のようなことをやっているのです。
1曲で約55分という大作で、8つからのパートに分かれている（CDの信号は分かれていない／汗）。
長いイントロは弦楽器の静かな演奏で始まり、そこを切り裂くかのようにノイジーな力強いリフが刻まれ、
デス声の咆吼によるデスメタルのパートが始まる。しかし、バックではオーケストレーションが同調し、
Voはデス声でなく弱っちい普通声だとか、オペラチックな女性Voも入ってくる。デス声のスタイルが
96年と古い目なので、いかにもデスメタルですという感じで「う゛ぁぁぁぁ～」と叫んでいるのが
わざとらしくて良い。スピード感溢れるメタルな演奏と張り合うかのようなオーケストラには管楽器も
加わってくると、こうも様々な楽器な同時に演奏されると、ごちゃごちゃになりそうなのだが、
そこのバランスが絶妙で、メタルの隙間をうまくオーケストレーションで埋めている。曲の中盤には
オーケストレーションのみの先ほどまでのやかましさがウソのような静かなパートが待ち受けている。
ハープの音色が優雅に舞い、ヴァイオリンがむせび泣いている…が、結構つまらない部分だったりします。
上等なクラシック音楽という感じでもあり、まあ印象的なメロディも出てくるし、後半の盛り上がりには