09/11/21 01:00:11
セルアウトの最大の汚点はヒップホップを死なせること。理由?この理屈を読んでみてほしい。
・金は大事。自分のスタイルを変えずに努力し、ファンを獲得し、金を得る。
これが原理主義的な意味のラッパー。
・金は大事。自分のスタイルを捨ててまでファンを得て金も得る。
これがセルアウト。
問題は2点。
ひとつはスタイル固持した上での音楽活動をセルアウトってのは放棄してる。誰とは言わないが、ヒップホップじゃない歌謡曲の間奏にボソボソラップしてる。
これにシーンを持って行かれると、ラッパー不要論になる。アイドルユニットのひとりが間奏でラップらしきものをやればすむ。
ヒップホップは進化しないし、死んでしまうといっても大げさでない。
ふたつめは客のほう。
「自分のスタイルを捨ててまでファンを獲得し」と書いたが、スタイル捨ててファン獲得に走ってるアーティストを、批判しなきゃ。セルアウトという言葉はそのときに便利だ。
そうすればセルアウト商法は客の獲得のところが破綻する。
持っているスタイル捨てても「僕たち私たちがほしいものをちょうだい」って客のわがままをきいていたら。
長く根付いた文化なんて育つわけがない。
長文失礼。セルアウトしてるミュージシャンだけが悪いのではなく、それをプロデュースしてる連中、売れ線スタイルに変えたアーティストに異論もつ姿勢のないリスナー。
みんな注意しないと死んでしまう。だから「セルアウト」って言葉は使いやすいし、使われるべき。
長文失礼しました。