08/05/16 06:24:05
DR.DRE｢イエローに何が出来るんだ？って思ったさ。最初はな。でもフリースタイルを見てやられたよ。恥をかかせるためにやらせたんだが、なんせオレのことを
『医者じゃねぇのにドクターって名乗るな！ドクターペッパーよりも不味くて飲めねぇぜ！』
とか言うんだからな。全く恐れ知らずなイエローモンキーだぜ。オレがプロデュースするからEMINEM並に売れるぜ。｣
確か１９８８年、原宿歩行者天国での注目を一身に集めていたのが、当時小学一年生のJOKERのブレイキングだった。
そこでJOKERが当時過熱していた学歴社会を皮肉りキックした「慶應生をＫＯせよ」こそが俺が記憶する限り日本で最初の本格的なライムだった。まあ、その後自ら日吉に殴り込むのもJOKERらしいとは思ったがな。
ARASHIの櫻井？あんなsuckerとJOKERを比べようなんて冗談きついぜ。アフタースクールにAvill the stealer をシータクに乗せクルージンする櫻井もなかなかのthugだとは聞いているが、JOKERとは格ってもんが違う。
バブルの匂いがし始めた頃、
俺はその頃専属だったとあるファッション誌のスナップ撮りに出かけた。
そこで紐なしのsuper starを履いていたのが、当時５歳のJOKERだった。
俺が日本で見た最初の紐なしだった。
その後写真の勉強に渡米した。
なにげなく見ていたMTVで、俺は見覚えのある顔が、
屈強な黒人達を次々にマシンガンのようなMCでなぎ倒していく姿に釘付けになった。
日本では、年号が平成に変わったかという頃だな。
俺は同じアメリカで戦う日本人として、その小さな少年に勇気付けられた。
ああ、ブラウン管の中のJOKERはいつも言ってたぜ。pride ya yellowと。
JOKER、日本での活躍は太平洋を越えて耳に入ってくるよ。
もう白髪の方が多くなった俺だが、その分恥ずかしくないキャリアも積んだつもりだ。
日本に帰ってJOKERと一緒に仕事のできる日を夢見ているよ。
その時にはまず、あの日の君のメッセージにありがとうと言いたいね。