08/10/18 11:00:08 0
麻布テーラー都内某店へ出かけ入って店員へ声をかけると、ドサリと生地サンプルを机の上におかれ、
「それではこちらをお選びください」といわれた。
少し大型の辞書、3冊分くらいで、生地のサンプルだけでは正直見ていてもイメージがわかない。。
いままで百貨店とか丸井で既製品しかかったことないから当たり前だが、予算くらい告げれば、よかったのかもしれない。
いい大人(私)にむかって「ご予算はいかほどですか?」と聞いてくるほど店員も野暮ではなく、こころの中で「どうしよう・・」と悩んだものの、
「まあ、今回は店の中にある完成品のサンプルを参考にしながら選ぶか・・・」と開き直り、そこらへんにつるしてあった完成品のサンプルの中から、
よさげな生地をみてそれでお願いした。(値段は気にせず選んだら、高目を選んでしまった。。かっこいいと感じるものは高い。やっぱり。一回目だし、まあいい。もし二着目以降を買うときには、5万-6万くらいに収まるようにしよう。
それには予算を告げることだな、ひとまずは)
で生地を選んだので、オプションを選んでいく。ステッチとか、ボタンの数とか、台場とか切羽とか、ポケットは水平かとか、ベントはサイドかセンターか、とか。
まあ、あんまりことこまかには解説してこないし、客を誘導する感じはいっさいない。
ブランドショップではないせいか、店員の対応は非常にアッサリしている。
おべんちゃらもいってこないし、お勧め商品や組み合わせというのもいってこないない。
当たり前だけど、オーダーする客がくるのだから「できるだけ細かく指定してほしい」という雰囲気にしているのだろう。
どんなのが流行っているかすら言ってこないので、ある意味、オーダーする主体である自分の考えの明確さが求められる気がする。
麻布テーラーのターゲットにしている顧客層にはこういった対応がうけるのだろう。
ある意味、職人≒オタク的な対応といえ、男の世界である。
正直、秋葉原の自作PCショップの店員とお話している感覚に近いものがある。
洋服屋さんにありがちな、フレグランスや軽快なBGMもない。