08/06/12 07:16:11 MFXk/qEt
第3話・「運指」
やっとメロディを思いついた主人公。しかし展開に悩む。ケーデンスに関する知識が足りず、
実際に弾きながら曲をまとめようとしていた。
「頭で鳴っているイメージはあるんだ、畜生!」
と、その時、たまたま触れた指が何かを奏でた。あぁこの音だ、と気づく主人公。
慌ててティッシュの箱の裏にボールペンでメモを取る。
翌日、バンドのメンバーにその話をし、破いて持ってきたティッシュの箱の一部を見せる。
しかしあの時のように手が動かない。焦る主人公。しかしそんな折、横で見ていたメンバーが意外な一言を漏らした。
「いやつうかそれ、不協になってない?」
次回第4話・「五度圏」をお楽しみに。