08/10/29 01:23:30 u9I9f0MA
>>284
アニバーサリーの形式面が貧弱というのをあなたに理解してもらうのはハッキリ言って不可能だと思います。
なぜなら楽曲形式を理解するにはクラシックに関してある程度の知識が要求されるからです。
ですから無理を承知でわかりやすい例を書くとすれば、
対位法が弱い(一つの旋律に伴奏という形は、複数の旋律を同時に奏でる音楽よりも)
和声が単調(幾つか例が上がっていましたね。仰る通りコード進行がいかにもYOSHIKIです。
そしてそれはYOSHIKIだけでは無く日本のロック、ポップスではよくみられる進行です)
展開不足 (旋律が次々現れるだけで、一つ一つの展開は甘アマです)
また、>>264でもフィナーレの下降形が指摘されていますが、仮にも今上天皇に捧げる曲に、
堂々と運命と悲劇の調である「ハ短調」で音楽を書くのは僕は非常に不遜だと思います。
大正、昭和期の天皇に捧げられた日本人作曲家の楽曲をお聞きになったことはありますか?
このあたりも、形式美からは離れているでしょう。
しかしイージーリスニングの一楽曲としてはなかなか良い曲だと思いますよ。
綺麗な旋律を綺麗に聞かせる方法や、盛り上げ方などは十分だと思います。
映画音楽にチャレンジしたことはあるのかな。恐らく向いていると思いますよ。