08/11/11 20:18:19 IpB1YVb8
ご高覧はさぞかし、
正直飽きたねぇ、いつまでたっても白球を打たせてもらえない万年補欠の野球部員
みたいな心境だわ。誰かが、無記名の掲示板でしか言いたいことがいえない時代だ
とかいったようにおもうがとんでもない、たしかにここでは言いたい事がいえるが、
勝手な事が言えるだけなんだし。やはり自由な言論は、ある対象への批判さえすで
に批判の対象になりうる公共の場でこそなるのだと痛感した。うるべきことがあっ
たとしたら、活字文化の寿命をいますこしながく見積もってもいいと知れたことく
らいか。
それに精神的に不衛生きわまりない。わずか半月ばかり身を置いただけで、現今の
本邦が倫理的な平衡感覚を逸している理由がありありとわかった。あまねく芸術表
現は生ける肉体から産み出ださるべきものであり、死せる思考の所産にはつゆ感動
を期待しえない。ここで過ごすより、身体をうごかして仕事をしているほうが身に
積まされる事がおおく、人生の苦味も舐め、つまりはるかに有意義なのだという自
明の理に堂々巡りのすえ行きついて、疲労とともに安堵を覚える心内を、僕自身や
はりうれしくおもった。僕は、言語表現がそなえるべき必要最低限の節度もままな
らぬ場所では、到底自分の本音を言い尽くす事などできない。それを教えてくれた
みなさまに感謝、とは嫌味な言い方かもしれないが、自分の生きる時代を捕らえよ
うとするほそぼそとしたレジスタンスへの無慈悲な鉄槌は、しかし僕の人生へのみ
なさまの参画以外のなにものでもなかった。
ふたたび傍観者にもどります。あるいはそのこと自体が、僕の予言したメシアの降
誕なのかもしれない。お世話になりました。みなさまもお元気で。ふたたびあいま
みゆる事があるとしたら、それはぜひ書店の店頭でといきたい。
水野 浩和