08/06/11 18:09:45 28hujrqS
・ボロディン四重奏団(新録音・全集)
旧録音より練り上げられた解釈が魅力。その分、旧盤にあった勢いは削がれている。
一般に最も評判が良い全集であるが、その濃密な表現を苦手とする人もいる。
・ボロディン四重奏団(旧録音・13番まで)
メンバーの亡命によって、全曲録音は達成できなかった。
新盤より、曲の持っているラディカルさを追求した演奏で、緊迫感・殺伐さは類を見ない。
・ベートーヴェン四重奏団
作曲者と最も親交の深かった団体で、殆どの弦楽四重奏曲の初演をつとめた。
緻密さより、情緒を大切にした演奏で、野太い響きが魅力。語りかける様な演奏。録音はいまひとつ。Doremiから再販された。
・タネーエフ四重奏団
曲に対して激しく切り込んでいく。その結果、説得力とアクの強さの両方を持ち得た。
韓国Aulosによる復刻セットがあったが、現在廃盤。Veneziaからの復刻が待たれる。
・フィッツウィリアム四重奏団
ロシアの団体や演奏者は、一般的に、リズムよりも、情感や音量求める傾向にあるが、当団体は違う。
非ロシアの団体として、初めて全集録音を達成。純粋音楽としてショスタコーヴィチを再現。一方、その軽さに物足りなく思う人もいる。
・エマーソン四重奏団
現在、最も入手しやすい全集の一つ。スマートで鮮やかな語り口に賞賛が集まる。尻軽な演奏だという批判もある。
近年の録音。ショスタコーヴィチが思い入れで演奏されず、絶対音楽として捉えられつつあることを示している。
・ルビオ四重奏団
ブリリアント・クラシックスからのリリースで、価格は最も安く、入手も容易。
定評のあるロシア組の演奏の様に、重厚感はないが、軽ろやかで聴きやすいという感想も。
・ラズモフスキー四重奏団
最新の校訂版楽譜を用いた録音。最近の流行である、情感を排した、純音楽的で淡泊な演奏である。
・ドビュッシー四重奏団
知的に洗練された演奏。アンサンブルがたまに薄くなったりもするが、細部まで注意を払ったセンスの良さは光る。
・ダネル四重奏団
フレッシュな演奏。勢いが魅力。表現に嫌味がなく、聴きやすい。