08/07/09 02:48:45 aUcRUZqi
弦楽器や打楽器の音程ってのは、こんな性質があると思う。
1. 強く弾くと下がる
2. 音が鳴り止んで聞こえなくなる辺りの音程は高い。(ブイーンという音色)
これは物理的には、振動による弦や膜の伸張が無視できないことによるものだと
思う。 数学的に表現できるほど詳しくは無いのだが、引っ張ればどのような弦や
膜も伸長するという基本的性質から始まって、これら振動エネルギーの一部は、この
伸び縮みに使われていると思う。
だから、音程を正しく合わせる時、自分の音を減衰した時点で捉えると、強く弾いたとき
下がってしまう。 開放弦の音の性質はこの「強く弾くと下がる」という現象に尽きる。
コントラバスなどの大型弦楽器は フィンガリングをした場合に、振動している弦が指を
押すので、強く弾くと下がったままで、意識しなければ、自然に戻ることは無いはず。
無意識に戻しているとしたら、その人の音程は強く弾いても弱く弾いても変わらない。
名手とよばれるヒトの演奏は、音終いはやや高めだと思う。 ソリスティックという
表現は多分それだと思う。 ヴィブラートは最たるものだけれど、音の終わりをやはり
少しばかりせり上げ、響きが残しているのではなかろうか。 角運動量保存の法則に
したがって、振動数を上げるためのわずかな指への力が響きを豊かにしている。