06/12/25 11:01:31 MrHzkdwU
大分下がったので燃料投下。
>>45
再生装置に手を加えて音が良くなったので、前スレでも話題に出ていた、
ヘレヴェッヘの「月に憑かれたピエロ」を聴き返してみました。
この演奏は、録音が良く、語り手も聞きやすい美声でとてもいい声です。
奏者も上手な人達をそろえています。
にもかかわらず、前半はとにかくまったく心に響かない演奏です。
語り手は、いい声でそれなりに表現を工夫して語っていますが、アンサンブルと一向に馴染みません。
アンサンブルの方は、上手だけど気持ちの入っていない表面的な演奏をしています。
第6曲も全然凄みがなく、第2部の途中までは激しい曲もダメダメです。
転機が訪れるのは、第2部の最後の14曲目です。
ここで語り手がそれまでにない本当の本気の凄みのある語りを聴かせ、
それに呼応するようにアンサンブルにもやっと熱が入ってきます。
第3部になると、アンサンブルはノリノリになって積極的な演奏を繰り広げ、
語り手とアンサンブルの呼吸もピタリと合って曲の楽しさを存分に引き出しています。
スタジオ録音なのに、全曲を演奏する間にこんな変化があるなんて…!
生演奏を聞いたようなドラマを感じて感動してしまいました。
ヴェーベルン編曲版の室内交響曲は、ピエロ後半の勢いで?wノリノリの演奏となっています。