09/02/06 10:44:18 4xqAgmnx
>>688
RV372a(790)の成立時期に関しては、少し古い資料だが、Informazioni e Studi Vivaldiani
8巻の、Tanenbaumの"The Pieta Partbooks and More Vivaldi"を参照して欲しい。
RV372a(790)の中間楽章は、ヴァイオリンとヴィオラのパートのみが伝わっている様子で、
この二つは全くテンポが違うらしい(AndanteとGrave)し、ヴィオラのパートは途中"tacet"に
なっているのでソロの伴奏はごっそり失われていることになるが、変奏曲ではなかったのかとの事。
ただ流石に現物を拝めた訳じゃないので、曲内容に関する記述は何ともいえない。
RV.330は、ベネチアの紙に書かれた曲ではなくて、ボヘミア地方の羊皮紙に書かれた曲だ。
だから、リュート協奏曲RV.92や、ホ短調の傑作ヴァイオリン協奏曲RV.273とは兄弟のような関係。
だから、恐らくこの曲はベネチア本土で書かれた曲ではなく、公演で長期プラハ旅行を
していた1730/1731年の曲であるとほぼ特定できるんだ。
RV.312がリコーダー協奏曲であるのは、Informazioni e Studi Vivaldiani
20巻の、CassignolとNapolitano-Dardenneの論文を参照して欲しい。
ただ、CassignolとNapolitano-DardenneはRV.312の辛うじて1楽章が
リコーダー協奏曲だった程度の言及しかしていない。
全楽章リコーダーで演奏した版がいくつもあるが、これは半分創作だ。
手元のリコルディ版を見ても、1楽章の第4ソロにgの開放弦を使う
バリオラージュと重音があったり、曲が進行するほどソロは管楽器的で
無くなっていく。