09/02/24 22:22:29 1sF/sy7m
誰も言わないけど、山崎努じゃなくて
山 﨑 努 じゃ ね ?
で、映画中盤、その山﨑努が執り行う納棺の儀。
山田辰夫演じるお得意キャラの旦那のカミさん。
このカミさんがみるみる美しく、綺麗な輝きを取り戻す件は涙止まらず。
一回しか観てないから不明だけど、もしかして死化粧を施す前は
特殊メイクでダミー人形か何かだったのかな?遺体演技(?)具合がマジに遺体だった。
生ある役者さんでは、あそこまで遺体に見える演技は出来ないのでは?と思った。
納棺の儀で死化粧を施すと、そこに横たわっているのは「生ある人間」としての瑞々しさでいいわけだから、
最後の峰岸なんかも、ホントに(生きてる彼が)ただ寝ている演技が逆に「リアル死化粧」を思わせた。
一度でも故人を前にしたことがあるならわかると思うが、
遺体(特に顔)の損傷が無ければ、死後数日なんて、息をしてそうな寝顔をしてる。
だけど、当然ながらその顔や体に触れると、冷たくて硬いんだよね。
わかっちゃいるけど、火葬場で燃やすまで実感が湧かない。
「おくりびと」が、お涙頂戴だとか駄作だとか言われるのは致し方ないと思う。
所詮は日本映画だし、事実、俺だって昨年9月のロードショーでは観てないし、
今回アンコール上映だから観に行ったんだ。でも、おかしなもんで、
モントリールだっけ?忘れたけど、そこでグランプリ獲ったんでしょ?それすら知らなかった。
で、今回の日本アカデミー賞すら知らなかった。ハリウッドでやっと「そんなに評判なの?」と思ったくらい。
個人的には「外国語映画賞」だから良作って印象は無い。(良いことは良い)
「日本の映画も捨てたもんじゃないな」とは思うけど、馬鹿騒ぎの後に勇んで観て
「な~んだ」と肩透かし喰う人とか、特に俺たち母国の映画だからさ。
そんなに日本映画の中でも最高最高、また最高ってレベルを期待するのも、どうかと思う。
いや、個人的にボロボロ泣いてるクチなんだよ?鎖骨に涙が溜まって冷たいんだから。