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[シネマトゥデイ映画ニュース] 2009年2月22日
ロサンゼルス・タイムス紙の著名映画評論家、トム・オニール氏が内密に読者に伝えたところによると、
オニール氏の知っているアカデミー会員の友人たちは、外国語映画賞においてほとんどが下馬評の高
かったフランス作品の映画『ザ・クラス』、そしてイスラエル作品の映画『戦場でワルツを』には見向きもせ
ず、日本作品である映画『おくりびと』に票を投じたとコメントした。
アカデミー外国語映画賞は、必ずノミネート作品の試写を見に行った会員のみが投票できるという厳し
いシステムになっている。オニール氏がタイムス紙で語ったところによると、知人のアカデミー会員たち、
そしてその知り合いでアカデミー会員の人たちは、下馬評先頭ランナーである『ザ・クラス』について、「カ
ンヌ映画祭で大賞を取ったものの、下馬評は別としてあまりおもしろくない」という意見が多かったと語り、
「『おくりびと』が良かった、という意見が多かった。」と話している。
オニール氏は、ハッキリとは名言しないものの、彼の予想では『おくりびと』が受賞するのではという旨を
示唆しており、同氏いわく、そのもう一つの理由として、下馬評トップである『戦場のワルツ』について、「作
品はアニメーション作りになっており、過去の例から言ってアカデミー会員たちは実写は実写、アニメはア
ニメと部門がきちんと設けられているものへのジャンル分けに対して非常にうるさく、今回アニメ部門でなく
外国語映画賞にノミネートされた『戦場のワルツ』への風当たりが強くなるのではと推測している」と伝えて
いる。
オーストラリア作品『リヴァンシュ』、そしてドイツ作品『バーダー・マインホフ 理想の果てに』に対しては、
「ほとんど(受賞ライバルとしての)懸念はないと思う」と予想した。