09/02/14 00:47:36 dr2xYvdZ
「BROTHER」について考察してみましょう
この作品はジェレミー・トーマスという大物プロデューサーが資金をかき集め
製作されたにもかかわらずタイトル通り加藤が山本を慕う子弟愛、ダニーと山本の
人種を越えた友情がストーリーの根幹になっていてずいぶんな小品になってしまいました
我々日本人は「グッドフェローズ」「フェイク」という絶好の教科書によって
イタリア系マフィアの日常生活がどの様な物か多少は知っています
やはりこの作品は山本が新しく組織を作り、それを潰そうとするLAのイタリア系マフィアの
とあるファミリーを設定し、その抗争を大きな幹にしてそこに男の友情を絡めたアクションドラマ
としてマフィア側の描写をもっと丹念に描いた方が面白い作品になっていたのではないでしょうか。
この作品のマフィアは何かの象徴と言った感じでしか登場しません
そして、少なくともファミリーの何人かと警察側には多少は名の通っている俳優をキャスティング
した方が良かったでしょう。しかし、この企画によくジェレミーがOKを出しましたね
台本なんて当然作って無いでしょうから、「タケチャンニ、ゼンブマカセタヨ」という感じ
だったのでしょうか?渡哲也は元々役に立ちませんが、「BROTHER」ではギャラをドブに捨てた位
どうでもよかったです