09/01/20 08:44:33 OQjl3oJr
私も「ミスト」のエンディングは原作の方(特に「闇の展覧会」バージョンの方)が良かった。
初期のキング長編作品の特徴は、「どう考えてもバッドエンディングなのに、微かな、そよ風のような希望が感じられること」だと思う(「キャリー」は除く)。
「セイラムズロット」も「シャイニング」「ミザリー」「デッドゾーン」「クージョ」なんかもそう。
「ミスト」は中篇というか短めの長編だが、やはり希望の火を消さないエンディングになっている。
しかも「闇展」では書かれなかった「響きの似たもうひとつの言葉」が、短編集の方にはハッキリ書かれていて、より希望というものを強く打ち出していた。
それなのに、あのオチなのかな?
意味や思想のあるバッドエンディングならともかく…。
キングのOKもらったからというが、過去のキングが書いた作品の改変を現在のキングにOKもらっても意味がないぞ。