08/09/22 09:29:31 Prm2660n
現実を悟った後、不器用に子供を慰めようとする菊次郎がすごく良かった。
お母さんにも幸せを追求する権利があるとか、残念だったなとか、
俺だってこーだったあーだったとか、ガンバレとか、かっこいい言葉とか、
そういうのじゃなくて、「この鈴ふると天使が来る」なんていうしょうもない嘘。
ふっても来ねーし。
ガキも嘘を信じたわけじゃないんだろうけど、
しょうもない嘘までついて必死で慰めようとしているおっさんに暖かさを感じたんだろうな。
その後の縁日で菊次郎がまた無茶をやるんだけど、
今までの菊次郎の無茶はどちらかというと自分の為だったのに、
縁日の時はとにかく景品ぶんどってでもガキを慰めようというのが動機で、そこがまた泣けた。
そんなろくでもない慰め方しか知らない駄目男が、それでも一生懸命なのが良かった。