23/07/25 11:16:09.65 fePCF6Oy.net
警察官としての職務の合間に自動車を無許可で売買していたなどとして、静岡県警は24日、古物営業法違反の疑いで、県警高速隊所属だった40代の男性警部補ら2人を静岡地検に書類送致した。男性警部補らは既に処分を受け、24日までに依願退職したという。複数の関係者への取材で分かった。
男性警部補は複数年にわたり、中古の乗用車などを車販売業界の関係者や県警の同僚らに紹介・転売するなどし、1台当たり数十万円単位の利益を不正に得ていた疑いが持たれている。容疑を認めているという。
男性警部補は車販売のディーラーから警察官に転職した経歴を持ち、その知識や人脈を悪用し続けてきたとみられる。高速隊配属前の別の部署でも同様の行為をしていたとされる。
浜松市内の署に勤務する女性警察官も男性警部補とともに同容疑で書類送致され、同様に退職したという。
不祥事続き、24日に緊急会議
静岡県警は24日、現役警察官2人が今月相次いで逮捕された事件を受け、「緊急県下所属長等会議」を25日に開くと発表した。大原光博本部長が、本部の各幹部や県内28署長らに再発防止と綱紀粛正を指示する。
現役警察官で逮捕されたのは三島署刑事課の警部補(36)と交通機動隊白バイ隊員の巡査部長(41)。三島署の警部補は県東部の20代女性宅に不法に侵入したとして住居侵入の疑いで14日に逮捕された。白バイ隊員の巡査部長は浜松市中区で公務中、市内の無職男性(80)の軽乗用車内から、現金17万円などが入ったバッグを盗んだとして窃盗の疑いで22日に逮捕された。
2人とも容疑を認めているが、白バイ隊員の巡査部長については、逮捕される前、証拠隠滅などを図った可能性があるという。
各種交通事故対策や車上狙いなどの防止策に組織を挙げて取り組み、県民に協力も求める中、白バイ乗務中の制服での窃盗行為を重く捉え、緊急会議が必要と判断したとみられる。
静岡新聞社