23/12/25 12:28:00.62 6WFqkaWq0XMAS.net
垂れ幕制作の現場に来てくれた嫁の働きぶりはそれはもう凄まじかった。
たった1人で垂れ幕班の女子総出と並ぶくらいの手際で龍の周りの背景を描き込んでいく。
嫁の塗りはとにかく早く、そして上手い。特に、水飛沫の白と青を使ったコントラストの表現は今でも記憶に残っているくらいリアルだった。
リーダーも舌を巻いていた。「何でこんなに上手いのに美術部に入らなかったの?」と驚いていた。(「嫁は1人で好きなように描いていた方が気楽だから」と答えていた。)
そしてとにかく態度がとても謙虚だった。劇の練習が終わった後は毎日来てくれたのだが、相応に疲れているはずなのに、
他の女子が「ごめん、ちょっと失敗しそうで怖いの。ここも塗ってくれる?」とお願いしても嫌な顔一つせずにホイホイとこなしていく。
しかも終わってから「こんな感じでいいかな?」「何か他に塗ってほしいことがあったら言ってね」と声をかけてくれる。
女子にこんな表現を使うのも何だが、嫁の立ち振る舞いはまさしく、熟練の職人という言葉がピッタリだった。
最終的には龍の顔なんかもリーダー�