19/03/15 18:49:13.59 oatNJq++0.net
俺はもうその場でYに今後の対処を宣告して決別した。
…さて、問題はKと地元に帰る時の気まずさ。
車内ではKも随分気を遣ってた様で、殆ど会話無かったな。
俺はもう半ベソ状態。
それでもKにお礼はしなきゃいけないので、地元に帰還してKにご飯をご馳走した。
食事中も気まずく、俺はもう涙ぐんでは我慢の繰り返しだったが、
「食べたら、少しその辺散歩しませんか?」
とKが言ってきたので、
食事後にその辺を少しドライブして近くの小高い丘の公園に車を停め、Kと周辺を散歩した。
で、ベンチに座りしばらくの沈黙。
…まだ気を遣っていた様だけど、Kが、
「あの…何と言っていいのかわかんないですけど…」
と言ったところで、遂に俺緊張の糸が切れ号泣。
…もう悔しいやら情けないやら惨めやらで、自分でも感情を止められなかった。
「今、泣けるだけ泣いといて下さいね。私も仕事柄、同じ様な相談や、金銭問題等で、何人もの涙を見てきましたから。私は大丈夫だから、ご遠慮なく…」
と、号泣する俺の肩を軽く叩きながら、Kが発した次の言葉
「生きてさえいれば、絶対いい事ありますから。まだまだ大丈夫です」
この言葉に俺は救われた。
この時ドラクエ好きの俺には、父親の敵討ちに失敗して絶望した姉妹を励ますキャラのセリフを思い出した。