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伊達「コーチは向いてない。できないと思う」…ラストゲーム後の一問一答
―選手生活を振り返って
「振り返るには時間が必要。(08年の復帰から)チャレンジの連続で、チャレンジが好きで、たくさんのチャレンジが日々起こって、それに向かって1つ1つ取り組んでいくことが、すごく充実していた。
達成感を感じられた。いいことも、苦しいことも、色々ありましたけど、最高のチャレンジの連続の9年半だったと思います」
―試合終盤の思い
「色々思うことは、昨日より今朝の方があった。試合時間が近づき、コートに入ると試合だけのことにフォーカスできた。数ゲームしかないのかな、というのは思わなかった。
何とか1ゲーム取りたいと思っていた。できるだけ、ゲーム、ポイント関係なく、自分らしいプレーをしたいと思っていた。久々にWTAレベルの選手との試合で、なかなか体がついていかなかった。(マッチポイントの感慨は)なかった」
―試合後のスピーチで後輩選手に言及した時に涙ぐんだ
「若い選手がランキングに向き合ってもがく姿も見てきたし、いい時も見てきたし、一緒に練習もたくさんしてきた。特に奈良くるみ、日比野菜緒、尾崎里紗らは近い存在で、心から慕ってくれていた。
もっと高いステージで頑張ってほしいという思いや、いろんな瞬間がよみがえって感情的になった」
―コーチや指導はするか
「私にコーチは向いてない。できないと思う。選手も相当プレッシャーの中でやるだろうし。旅行がてら試合を見にいって、ご飯を食べながら、刺激を与えに行くくらいなら(いい)。
(96年の引退と違い)テニスに関わりたくないという気持ちではない。明日、会場にいるかもしれない」
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