04/08/28 13:35 aFP5AFgj.net
自分の姿というものは、実は自分ではなかなか見ることができない。
誰しも自分の姿を、本当より少し格好良く修正して頭の中に描いている。
だから、心構えが出来ていない時にいきなり鏡の前に立つと、ちょっと
嫌な気分になるのである。
外国映画の中に描かれた日本や日本人を観るということは、そんな風に
鏡を見ることに似ている。
時にはひどくゆがんだ鏡であることもあるのだが、鏡には違いない。
他者の目で見たものだから、変に真実を衝いていることもある。
少なくとも、日本人である自分が見逃しているものを見せてくれることが
あるのだ・・・
というような文章を以前読んだとき、なるほど、と思ったものだけど、
今回の日本のシンクロ演技はまさに「ゆがんだ鏡」だったと思う。
外国勢の演技・演出だったらまだしも、他ならぬ日本人自身が、そんな
ゆがんだ鏡を作ってどうする。
それこそ外国人に媚びていることにならないか。