21/10/03 15:21:28.36 wgEPtaBP0.net
「しんのすけー！起きなさーーい！もう高校生なのよー！」
台所みさえの大声が聞こえて来る。
「うにゃむにゃ。オラまだ夢の中でエライザちゃんとデート中だったのにぃ」
「エライザなんかよりお母さんの方が可愛いでしょ？ねえしんちゃん！」
「朝からアラフィフの戯言は聞きたくないぜ」
げんこつ！
しんのすけは座敷から台所に置いてあるパンを眠い目を擦りながらほおばった。
「いつもさっさとご飯食べて制服着替えて高校行きなさいよね。遅刻なんてしたら成績にも響くんだから」
「シロ、チワワはビッチだから誘惑されんなよ」
「聞いてないし！」
双葉高校1年6組のホームルームにて
吉永先生「出席をとりまーす。えーっと、今日のお休みは…」
しんのすけ「おっほーいみんなー！ビンボーは遅れて登場するもんだぜ」
クラス中に笑い声が響く
吉永先生「それを言うならヒーローでしょ。しんちゃん、今日こそは遅刻とみなしますからね。」
しんのすけ「どうかどうか今回だけは。まさおくんもそう言ってることだし」
まさお「しんちゃん、ボクそんな言ってないよー」
しんのすけの取り巻き1「おいしんのすけー。インキャに話振っても何にもおもれーこと言えないって！」
しんのすけ「まさおくんはインキャ以前に人として面白くなんかないゾ！」
しんのすけの取り巻き一同はしんのすけギャグにギャハギャハ笑う
吉永先生「こら、しんのすけの取り巻き君たち、高校生にもなってその人の扱い方はなんですか！あとで職員室来なさい」
しんのすけの取り巻き1「チッ。はーい」
吉永先生「ということで、みなさん一限の準備をして下さい」
まさお「シクシク」