22/02/03 14:56:28 bn7bqZcs.net
カシオの純利益47%増、21年4～12月 欧米需要やECで
カシオ計算機が2日発表した2021年4～12月期の連結決算は、純利益が前年同期比47%増の148億円だった。主力の時計事業では欧米を中心に腕時計「Gショック」の販売が好調だった。
自社の電子商取引（EC）サイト販売を拡大するなどの構造改革も利益を押し上げた。中国経済の減速なども考慮し、通期予想は据え置いた。
売上高は前年同期比17%増の1942億円、営業利益は80%増の200億円だった。売上高の約6割を占める時計事業は21%増の1199億円。欧州や米国でGショックを中心に好調だったほか、
Gショック以外の腕時計でも新型コロナウイルス感染拡大により店舗販売が大幅に減った20年から回復した。
教育や楽器といったコンシューマ事業は19%増の605億円だった。インドや中近東で対面授業が一部再開し関数電卓の需要を取り込んだ。
自社のECサイトの強化や営業拠点の統廃合による固定費削減といった構造改革も進み、営業利益を31億円押し上げた。
通期予想は従来から据え置いた。純利益は前期比42%増の170億円、売上高は17%増の2650億円を見込む。
時計事業が欧米で好調だった一方、時計事業の利益率が他地域と比べて高い中国では、東南アジアの部材メーカーでの稼働制限で主力モデルが欠品した影響もあって売り上げが減少した。
11月のインターネット通販商戦「独身の日」の21年売り上げも20年に比べて減少した。
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