13/10/17 19:03:29.32 bHFitZnk.net
かつては憐れみやさげすみの目で見られたこともある母子家庭。現在では偏見が解消されてきたとはいえ、
シングルマザーは離婚してやむを得ず母子家庭となるケースがほとんどだ。
ところが、自ら望んで未婚のまま出産する“選択的シングルマザー”も増加しているという。ジャーナリストの白河桃子氏が語る。
「未婚シングルマザーや事実婚の人が増えていると思います。日本の婚外子比率はずっと1%前後だったのですが、
今では2%を超えました。増加の理由は『結婚しなければ子供を作ってはいけない』という世間の批判が薄くなってきたことが大きいと思います」
白河氏によれば、未婚シングルマザーには、大きく次の2つのパターンがあるという。
「1つめは、出産年齢ギリギリで、子供が欲しいという女性が、“経済的に余裕があるから”と、結婚を飛ばして出産するパターン。
もう1つは若くして妊娠したけど相手の男性が信頼できず、“結婚するより離婚するほうが大変だから”という理由で結婚せずに出産するパターンです」(白河氏)
経済的に自立した女性が増え、女性の平均年収も1989年の235万8000円から、2011年には267万9000円にアップ。
一方で収入の少ない男性も増え、
「結婚して子供を育てるだけの経済力がないために、相手が妊娠しても逃げ出してしまう男性も多く、それもシングルマザーを増やす一因になっています」
と白河氏は指摘する。女性たちが結婚よりも出産を急ぐようになった背景には、メディアの報道などによって
「卵子の老化」という問題が一般に知られるようになったこともある。
「出産にはリミットがあるけど、結婚にはリミットがない。子供を欲しい女性は、順序にこだわる必要はないと思います」(白河氏)
リミットを迎える前に、子供を産みたい。そんな女性たちが求めるのは、男ではなく、“タネ”だけなのである。
「子宮が子供を欲している。誰でもいいからやりたくて仕方がない」
に続く