22/01/19 02:11:04.38 .net
当時歯科衛生士の学校で同期だったメンツと飲みに行った時話題になって思い出したので書きます!
個人的にはスッキリしたエピソードです!
2:歯科学生
22/01/19 02:13:17.98 .net
スペック。
女、22歳、現在歯科で仕事してる
女教師(M)
女、確か当時39歳、現役歯科衛生士だけど教職についている。
3:歯科学生
22/01/19 02:16:56.42 .net
私はとある田舎の医療系の学校に進学した。
そこの学校を選んだ理由は兄がそこに通っているから兄弟割引というものが適応されて、奨学金がちょっとだけ少なく済むから。
あとはオープンキャンパスでの教員のイメージがすこぶる良かった。
その時のオープンキャンパスは5回ほど行ってスタンプを貯めるとサンリオのタンブラーが貰えるから友達引連れて何度か行っていた。
歯科の道具でキーホルダー作成したり、ハロウィンシーズンだったこともあってカボチャのおやつ(虫歯になりにくい砂糖で)を作ったりして楽しかった
4:歯科学生
22/01/19 02:21:01.91 .net
その中でMという女教師の印象がすごく良かった。
顔はおばさんだけど、若者の流行をよく掴んでいて話題にも困らなかった。
同じ高校から私を含めて4人も進学することになった。
だから友達関係も問題なさそうだな!新しい学校楽しみだな!とコミュ障のワイがウキウキしてた。
入学前登校がある学校で、そこで初めて同じクラスになるメンツと会うことになっていた。
なんというか、全体的にギャルしかいない。
陰キャは4人、その他10数名はギャルという前代未聞の状態だった。
私は中立的ポジションで、コミュ障と言っても向こうから話しかけられたら一気に心開いてガンガン話しかけてしまう。
5:歯科学生
22/01/19 02:24:29.60 .net
生徒同士の馴れ合いの前に歯科衛生士学科の教員挨拶から始まった。
その中には勿論オーキャンで楽しく話したMがいた。
他にはもう1人、Tという若い女性の先生がいた。
まずはMから挨拶。
もう様子がおかしかった。
明らかにオーキャンの時とは違う。
ふんぞり返って真顔で「Mです。よろしくお願いします。」
と言った感じだった。
もっと気さくで笑顔が素敵なイメージだったのに、声色も低くて生徒がみんな「…え?」って顔していた。
6:歯科学生
22/01/19 02:28:33.90 .net
M「はい。次、T先生。」
T先生と呼ばれた華奢だけど高身長な女性が教壇の前に立って
T「Tです!みんなよろしくね!」
と緊張しているのは感じたが、笑顔で明るく挨拶をしてくれた。
みんな拍手して良い感じな雰囲気だったのに、その拍手の音をかき消すかのように
「は?」
とMが声を上げた
7:歯科学生
22/01/19 02:30:18.39 .net
生徒は勿論Tも「え?」って反応をした。
M「なに?その挨拶。ぜんぜんなってないんだけど。」
とTの挨拶に文句を言い出す。
そんな感じでTへの挨拶にグチグチいちゃもんつける行動が五分くらい続いた。
正直空気は地獄だった。
8:歯科学生
22/01/19 02:33:30.57 .net
M「私はT先生にお話があるのでみなさんは交流をしていてください」
とT先生をつれていなくなっていった。
もちろん話題はM先生の話で持ち切りだった。
「あんな感じの人じゃなかった」「マジで怖すぎw」
「御局様?T先生って人の事いじめてんのかな?」
って感じ。
ある意味クラスの団結力があがるキッカケになった。
そんな最悪なスタートを切った私たちの学生生活は、
9:歯科学生
22/01/19 02:37:25.17 .net
びっくりするほど楽しかった!
なぜなら標的(敵認識)がクラスどころか先生内でもMになったため、クラス内でのいじめや嫌がらせというものはあまりなかった。(私がちょっと受ける事態があったが、見る人も興味無いだろうと思うので書かないでおきます)
Mに理不尽なことで怒られればみんなで慰めあったり、助け合ったりしていた。
他の先生たちも悪口は言わないが「M先生ねぇw」と明らかに嫌われている反応をしていた。
そんな学生生活を送って3年生になったときのこと。
10:歯科学生
22/01/19 02:43:55.86 .net
3年生はほぼ学外実習(歯科医院に行って実際に働きながら臨床を学ぶ)に行くことになっている。
私が行くことになった歯科医院は電車で1時間程かかるド田舎にあった。
片道2000円かかる。
でも学外実習では学生料金が適応されるので学校側に申請書を出してもらって定期券を買うことになっていた。
私はUという同じクラスの子と2人で行くことになっていた。
Mから申請書を渡された。私は特に何も思っていなかったが、Uは申請書に違和感を感じて
U「本当にこれで大丈夫なんですか?」
とMに聞いた。
M「は??大丈夫だけど??なに?なんか文句でもあるの?」とほぼ脅しのような口調で問い詰めてくる。
正直ワイは「おいおいUやめとけよー」
と思っていた。
11:歯科学生
22/01/19 02:50:04.03 .net
実習にいく当日。30分はやく駅について窓口に申請書を出した。
すると駅員は申請書を凝視して
駅員「お友達と実習に行くんだよね?お友達から何も聞いてないのかい?」
駅員「これだと申請できないよ」
と言われた。
どうやらその申請書の期限を書く欄で1週間後の日付を書かれていたらしく、当日では発行できないと言われてしまった。
仕方がなく自分の金で2000円だしてその日は実習に向かった。
帰ってきたら学校に寄ってMに申請書を書き直してもらおうと思っていたのだが、その日たまたま私たちが帰る電車が鹿を轢いてしまって帰るのが夜中になってしまった。
学校には明日帰ってきた時に言えばいいかと思っていたのだが、恥ずかしい話私は当時バイトをしていなかったので電車代を親にせがんだ。
12:歯科学生
22/01/19 02:54:33.50 .net
私の両親は金融機関で勤めているのでその話をした時驚いていたのと同時にかなり怒っていた。
特に私の母親はモンペとまでは言わないが、小学校から高校まで何度か理不尽な先生をシバいてきた人で
同じ高校出身の友達からは「1の親にMシバいて貰おうよw」と言われるほどだった。
私は学校で起こったことを全て母に話しているのでMがヤバいやつというのも把握済み。
(因みに兄もMがやばいことを知っているのでそこからも情報漏れてます)
次の日に学校に連絡してくれると母が行ってくれた。
13:歯科学生
22/01/19 02:58:16.77 .net
次の日に母が連絡した時にはMはおらず、別の教員が対応してくれたそうでその日は終わった。
その次の日、学校に登校し自分たちがどのようなことを学んだのかクラスで情報交換する日だった。
放課後にMの所へ行き申請書はどうなったのかUと聞いたら
M「ほら」と投げるように寄越してきた。
その態度にもかなりイラついたが、何よりもムカついたことは
U「謝らないんですか?」
思っていたことをUは言ってくれた。
M「は?たまたま今回間違えただけだから。ていうかこんなことで謝っていたらあなた達は私に何度謝らないといけないのかしらねぇ???」
と煽ってきた
14:歯科学生
22/01/19 03:05:30.86 .net
もちろんそのことも母親にチクった。
母親がかなり怒っていたが、
「もう終わったことだし、次なんかMがやらかしたらシバく。」と言っていたので我慢することにした。
その次がすぐ来ることになるとは当時の私は知る由もなく。
次の日駅に向かい窓口に提出。
あの日と同じ駅員だった。
駅員は申請書を見た時に大きなため息をついた。
駅員「あのさ、この申請書は前回と同じ人が書いたの?」
Uと私は「え、そうですけど…」と答えると
駅員「これも無理だね。間違えてるよ。」
と言われた。
どうやら今回は期限の開始日が明後日からになっていたそうだ。
私たちは医院の都合上、水曜日は休みで土曜日に代わりに行くというちょっと不思議なスケジュールだった
15:歯科学生
22/01/19 03:10:49.13 .net
ワイ「マジか…」と呆れから愕然としていたがUは
U「何とかなりませんか!?!?私一人暮らしで、もうこれ以上切符代払うと厳しいんです!!」
と駅員に懇願していた。
そうだよ。一人暮らしでバイト代で生活してるUからしたら溜まったものじゃない。今週まるまる往復で4000円。それを5日払っている。バカにならない金額だ。
駅員「それは僕の権限ではどうすることもできないなぁ。
ちょっとその先生の名前教えてくれる?駅側から注意しとくよ。」と言ってくれたので快く教えた。
Uは金銭面的に行けないので実習先には断って休むことに。
ついでに実習の日にちを合わせるということで私も休めることにやったぜ。
16:歯科学生
22/01/19 03:15:53.66 .net
帰宅後母に驚かれたが事の顛末を伝えるとブチ切れ。
ワイは学校に休むことを伝えるために電話した。
学科長のおばあちゃんがでて休むことを伝えたら母にスマホをとられ母がおばあちゃんに詰め寄った。
母「1の母です。いつも娘がお世話になっております。
おたくの教師はどうなっているんですか?」
と言った感じで1時間近く話していた。
どうやらその日はMは休みだったらしく、すぐにMに連絡してちゃんとした申請書を後日作らせるとおばあちゃんは言ったが
母「今すぐ作って持ってきてください。まさか月曜日に作るから火曜日まで待てなんて言いませんよね?」といい、おばあちゃんが作って家まで持ってきて頭をペコペコ下げていた。
17:歯科学生
22/01/19 03:21:17.58 .net
私は「おばあちゃんは悪くないからそんなに怒らないでやってくれ!」と母に頼んだが
母「学科長をしているのにも関わらず部下の仕事のミスに気づけてないこの人も同罪だ」
と寒い冬の中白衣しか着ていないおばあちゃんをコンコンと外玄関で〆ていた。ごめんおばあちゃん。
次の日はおばあちゃんが持ってきた申請書でなんとか学生用の定期券を作成することができ、午前診療だったこともありお昼頃に私は帰ってきた。
母からのMへの伝言を伝えに家に行く前に学校に寄った。
「M先生からのお電話お待ちしております」
この伝言を伝えた時のMは顔面蒼白だった。
18:歯科学生
22/01/19 03:21:41.47 .net
明日も仕事なのでこの辺で寝ます