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「しんぶん赤旗」沈黙 身内に甘く 「共産党首長」の大島町長飲酒問題
台風26号による土石流で甚大な被害が出た伊豆大島(東京都大島町)の川島
理史(まさふみ)町長が、台風が接近した15日夜に出張先の島根県隠岐の島町
で飲酒していた問題で、共産党機関紙「しんぶん赤旗」が沈黙を続けている。川
島氏は共産党員で、全国で8人いる「共産党首長」の1人。進退論が浮上してい
るが、政治家の不祥事に厳しい「赤旗」も身内には甘いようだ。川島氏は、15日
夜に出張先の懇親会で飲酒した後、女性のいる店に移ってさらに飲酒したこと
を『週刊新潮』に報じられた。24日の記者会見で「しようがない。招待されて行っ
たらそういう場所だった」と事実関係を認めた。 「赤旗」はこれまで、川島氏の
出張先での振る舞いについて触れていない。18日付で、川島氏が出張で不在
だったことに「認識が甘かった」と述べた事実だけを報じている。川島氏は、町
議を4期務めた後、平成23年4月の町長選に共産党推薦で出馬し、防災対策
などを訴えて初当選した。10年に1度と言われた大型台風が接近する中での
出張や飲酒という危機意識の低さに「赤旗」もかばいようはなく、沈黙せざるをえ
ないようだ。
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