17/02/09 11:30:03.55 TaGjmr6R.net
車2台の接触事故の処理中、巡査の指示で、そのうち1台の軽乗用車がバックしたら、
急発進し、後方にいた巡査ともう1台の車の運転手をはね、そのうち運転手が死亡した。
はねた側の運転手は、アクセルとブレーキを踏み間違えたと話しているそうです。
しかし、バックするように指示されて、ブレーキを踏んでバックできますか。
正しくは、アクセルを踏んでバックします。
その結果、バックできたのだから、アクセルとブレーキの踏み間違いではないです。
疑問は、①どうして急発進したか?
そして、②どうして急ブレーキを踏めなかったか?です。
①は、AT車は、MT車のように摩擦クラッチを滑らして、
エンジンの回転力をユルユルと車輪に伝える事ができません。
AT車は構造上、バックの時、意に反して、ガツンとショックを伴って
エンジンの回転力が突然車輪に伝わり、急発進することがあります。
②の答えは、車が急発進したから踏めなかったのです。
パニックに陥ったかもしれませんが、冷静であっても、
バックで急発進する瞬間には、アクセルから足を浮かす事は、
至難の業です。従って急加速時、急ブレーキを踏むのは、極めて困難です。
なぜなら、加速中は力学の慣性の法則に従い、体はもとより、
足先にも荷重がかかるから、意に反し、アクセルを強く踏み込んでしまいます。
したがって、加速的に暴走するのです。
何はともあれ、運転手は自動車運転死傷処罰法違反の疑いで
現行犯逮捕されました。
教訓として、車の進行方向の至近距離に人を立たせない事です。
また、立たない事です。