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企画書に
「昨年(1966年)11月にまずパイロット版が完成しました。
これを子供たちに数回にわたってモニターさせ、又、局側とスタッフとの徹底的なディスカッションがおこなわれたあと、今年(1967年)に入って主人公の性格設定、ストーリー展開、カラー等に根本的な改変が加えられ、これから放送されるような作品の骨組みが決定したのです」
とあり、女性的なパイロット版はモニターの子供たち、おそらくは特に男の子への受けが良くなかったことがうかがえます。
もっとも、パイロット版にはフランツは出てこず、恋愛要素は皆無なので、パイロット版の段階からサファイヤの恋は前面に出さない予定だった可能性もあります。
しかし、月岡貞夫氏がパイロット版着手前に描いた水彩画にはフランツ王子や亜麻色の髪の乙女の絵もあるので、月岡氏はサファイヤとフランツのラブロマンスも描きたかったのでしょう。
ラブロマンスの無い「リボンの騎士」なんてクリープを入れないコーヒー(古い…)みたいなものと自分は思います。