20/09/01 17:16:21.03 vSiW5uG+.net
いや、それだといくらなんでもワンクール13話でテレビ作品が
完結することになってしまいましょう。
手塚ランド(虫プロランド)構想(隔週放送で毎回1時間枠)
のあった時期に、どういうことが想定されていたのかは、
関係者の話がほとんどなくて良くわからないのですが、
(当時の関係者もどんどんと減っているし)。
リボンの騎士を仮に1時間枠放送で、全部で何回で作ることを
考えて居たのかということになります。6回ぐらいですかね。
もしも1時間枠での6回分が30分枠の13回分相当であるとしたら、
昭和42年のリボンの騎士の52話のうち、その1時間枠の6回分
相当としてどのように構成しただろうかと考えずにはおれません。
現在1時間枠のパイロットフィルムとして残されているものが、
ほぼその(手塚ランドの)初回分相当であったように考えられます。
実際に放送された第1回目は、原作漫画にはない要素、
赤ずきんの話をミックスしているわけで、
それは手塚治虫の脚本・コンテによるもののようですが、
これは(月岡貞夫が中心になって既に作ってあった
パイロット版とは違って)テレビ放送が始まる前に
パイロット版をちょっとだけ直すのではなくて
シナリオを描き直して新たに作ったようです。
原作のリボンの騎士は,30枠だと1クール製作がテレビアニメ
としては妥当なレベルでしょうが、マーチャンダイジングなどの
副収入を前提として作らざるを得ない、また輸出もしたい動機が
ありますから、52話4クールと前提とせざるを得ないわけです。
長くやるほど、サザエさんじゃないですが、1話平均の製作コストを
下げることができる事情もあります(バンクシステム)。
誰か御在命の方に、虫プロランド(手塚ランド)構想の全体像について
証言して貰いたいものです。