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一方エンゼル島を乗っ取ろうとする祈祷師ピューマ、ルーナの姉ソレイユ姫、島を取り囲む人魚たち、殺し屋だったチャーとベター…等々、どのキャラクターも実に魅力的で存在感がある。
そして一番に魅力的なのは少女たちのファッションだ。
ショートヘアに真珠を止めた髪形、ウエストを絞って傘のように広げるスカートは今見ても憧れる。
チャーとベターのペアルックもすごくモダンでステキだ。幼なくなりすぎない「乙女のスタイル」がそこにある。
また、60年代になると手塚の少女マンガはコマ割りが大きくなって、キャラクターの全身を映したコマも増えていく。
それまでの手塚漫画の特徴だった、1ページに多くの要素を入れ、せせこましくコマが埋め込まれた作風も、この頃から全体的に見やすく読みやすいものになっている。
この変化のおかげか、多少ストーリーが複雑な展開になっても自分のペースで読むことができる。
やはり読んで馴染んだマンガのサイズ感、コマの構成というのが時代ごとにあるのだ。
今だったらスマホサイズに、手塚はどう変えていただろう。
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