12/06/07 20:28:56.52 .net
贋作て
戦前の紙芝居には著作権意識は無く、流行したキャラクターは皆が勝手に使っていた。
それに対して文句を言う人間も居なかった。
著作権意識が生まれたのは戦後、GHQが紙芝居を検閲する際に著作者名を管理するようになってから。
戦後に黄金バットの著作権者とされた加太こうじも、「自分の後に黄金バットを検閲に持っていった連中は、
『これはコウジ・カタの著作物じゃないか』と言われNGを出された。自分が最初に持っていっただけで、
それまで黄金バットは誰のものでもなかったからむずがゆかった」みたいなことを言っている。
また、「語り」の内容を紙芝居の裏に書き込むというのも戦後、GHQが検閲のためにやらせたこと。
それまでの紙芝居は簡単な筋書きが決まっている以外、台詞を含む語りはすべて
演者の自由に任されていた。いわゆるシナリオに当たるものは存在自体していない。