21/11/30 02:17:03.62 mTzQvqILY
１９０７年異変 おまけの ９８
日本で言う神と西洋のいう神とは、大きく違う。更に日本の神の霊と言う存在は仏教
によって消化され、更に偉人やご先祖も仏とされ、崇めるものとなる。これによって、
偶像化され産業の如く歴史を彩り、山や木や池や海に 結界であるしめ縄が張られて、
そこが神聖な公用の地である事を示す行為が 全国において現れている。ところが西洋
も中東もあのキリストでさえ預言者であり人を導く者であっても神ではない。神は唯一
のエホバやアラーでしかない。偶像化の禁止どころか、イエスを通じての神であって、
その姿がゼウスの様な人型なのか、南米やインドの様な半獣神なのかは不明で姿はない
。ただの光や宇宙線のような無機質体かもしれないもの。が神なのだ。この違いは簡単
な違いだが、精神世界では大きな違いである。対して悪魔とされる魔王などは擬人化さ
れている。類人猿から人間になった、脳の中の最初のシンギュラティと言う特異点は、
恐らくは、この神を創った事であろう。そして数千年経ってもその神への支持は離れず
今度は人間の分身たるＡＩ所謂人工知能を持った機械を登場させた。1997年に、チェス
用に開発されたAI(ディープ・ブルー)は、世界チャンピオンを破り、その後も進化てい
き家電製品を始め、情報通信・金融工学・医療・軍事などの分野で、実用化も進んでい
く、2010年代に入り、ディープ・ラーニング検索比較機能の飛躍的な発達や、ビッグデ
ータの集積情報に伴う「第３次人工知能ブーム」が起こる。こうしてシンギュラリティ
と言う特異点変化点が注目を浴びる。カーツワイルは本書で、2045年にシンギュラリテ
ィが到来する、と予言し、ＡＩは人類に豊かな未来をもたらしてくれる、というポスト
・ヒューマンの誕生を予言する。しかし、既に自立型殺人兵器が現れ、監視システムの
膨大な情報から特定の個人を規制拘束に共産党は利用している。理論物理学者スティー
ヴン・ホーキングは、人類に悲劇をもたらすと警告し、マイクロソフト創業者のビル・
ゲイツも批判的な見解をし、脅威論を一蹴するカーツワイルも、安全運用ガイドライン
の必要性を否定しない。報告書は、およそ601種の 職業には、創造性や協調性が求めら
れる業務は人間が担うが、100種以上の 一般事務・配送・清掃・警備・運転・製造業務
などは代替されるという。
201:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/11/30 17:38:49.11 2QpfXxI/3
１９０７年異変 おまけの ９９
米粒がご飯粒になるには、収穫し 籾摺りし、クズを取って水で研ぐ、その後に火を
入れる。そこで必要なのが器である。つまり、労力と水と火が要るのであるがそれ以上
に器が要る。と言う話だ。今では精米しての米が流通し、便利な炊飯ジャーが米を炊く
。しかしながら、古代のこの米から飯に変わったのが人類の第二のシンギュラティであ
ったろう。まあ西洋では小麦であろうが、米や小麦の方でもびっくりだろう。あれほど
硬い殻と尖った穂に進化して来たのに食べられる為の栽培品目になったのだから。更に
は水と共に煮る事でおいしいたんぱく質になる秘密が解かれてしまったのである。この
水稲が名の如く水棲植物だった事は余り知られてない。紀元前２千年ぐらいでは、稲は
イモと変わらず元来は湿性植物である。水田で栽培するイネを水稲とされ、耐旱性が強
く畑地で栽培するイネを陸稲と区別され、日本では明確に水稲と陸稲が区別される。が
元来水稲と陸稲とは明確には区別されるものではない。水稲は、灌漑稲、天水稲、深水
稲、浮稲といった種類に分ける。しかし稲の原種は浮稲（うきいね）とされ浮稲は、水
が少ないときに直播きをして、水が増えて水位が上昇するにしたがって、穂先を水面か
ら出して生育する。苗床である程度育った苗を田んぼに移す移植栽培によって現在は、
栽培されるが、季節によって多量の雨水があったり洪水があったりして、水かさが増す
ような場所で育てる稲だった。東南アジアやインドアフリカなどの低湿地域の多くに見
られる栽培形態である。東南アジアの大河川流域のデルタ地帯では、雨季には数ｍの水
に浸かる。単位面積あたりの収穫量は少ない。ところが、日本の様なホワイトカラーも
ゴールドカラーもない世界で、西洋化しない世界では誰もが実行生産従事者で、ブルー
カラーの労働者である。つまり今の機械化し合理化し品種改良した豊作社会よりも豊か
だったのである。余裕時間を持ち、ベトナム戦争すら勝った住民の意思がそこにある。
202:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/11/30 18:13:58.26 2QpfXxI/3
１９０７年異変 おまけの １００
なぜ豊かであったのか。それはハイブリッド農法だったからだ。日本に限らず二毛作
はどこでもあったし、洪水の頃は、魚やカニを取っていたし、乾燥期にはバナナすらも
なっていたと言われるから、驚きである。確かに工業製品と言われる物はなかったが、
タイ・ラオス・カンボジア・ベトナムは、アンコールワットの遺跡が物語るように王国
として、マレーシアやインドネシアとの闘いすら出来る実力があり、象による車もあり
多くの日本人街が出来て住み着いた歴史もある。元寇時代もフランス以前の軍艦が押し
寄せて来たが 多くに勝利し、元の再度の日本侵攻を止めた国とされている。ここでの
緩やかなコミニュティの繋がりこそが、実はアナキズム者の共産主義の論じる生活体な
のである。ところが、その共産主義を論じて止まないポルポト将軍は、村民からの人気
の無さに恐怖政治に陥って行く。つまり、こうした豊かな生活のここでも、共産主義の
理想は成り立たない理論だったのである。では自由主義ではどうか。インカもインディ
オもアメリカ社会で駆逐され惨殺の歴史は大きな黒歴史としてアメリカ社会に横たわる
。つまりどんな主義主張をもってしても 培われてきた古来の風土主義にはかなわず、
中央集権を持って指導する限りに楽園生活は成り立たないのである。この矛盾に対抗し
豊かな社会を築くには、結局は流通経済と格差解消の努力しか残されていなのだ。ここ
に原子力の発生がある。元々原子爆弾前は、純粋な科学者の探究から出た放射線科学で
あった。それが大戦時の覇権思想で火薬の最大爆発性能に特化して開発されたものだ。
思想的には、安価で最大の脅威を持つ物として君臨した最終兵器。だった筈だったが。
すぐさまこの米国の野望を打ち砕くソ連の開発成功で拮抗した。そこで偽ったウランの
製造に発熱作用がある事から原子力発電が出来た。こうして発展してきたが、一体どこ
を終着駅にしてるのだろうか。この目標の無いままに、中国に軍事開発が移っている。
次々に強力化覇権化支配力強化を設定し、一体この国は人類の実情をどう理解してるの
だろうか。
203:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/11/30 19:07:42.96 2QpfXxI/3
１９０７年異変 おまけの １０１
元々西洋主義と東洋主義の違いは、このハイブリッド生産にある。日本人のみならず
東洋は、ほとんどに洪水や台風被害、或いは火山の災害など畏怖する事は多い。そこで
人は寄り添って暮らす事は 自然界で強いられた。ところが西洋社会や中東、或いは、
エジプトなどは、結局は森の木を伐り今のアマゾンの様な開発の社会しかもてなくて、
巨大な征服者や指導の前に、ひれ伏して生活するか、アウトローとして孤立を守るか、
しか無かったのだろう。一時期は反映した社会であっても、資源が尽きれば砂漠化の下
移動する砂漠バッタの様な喰いつく文化しか育たなかった。そこで追い詰められたのが
豊かな先住民達で、謎の海洋族とされるギリシャ社会を支えていたであろうバイキング
は、今や駆逐されてサーミ人の伝説でしかない。つまり、食糧と人口に於いて他部族を
吸収するに能わず、霧離れた生活圏を守って生きて行くしか無かったのである。東洋で
もそれは同じだったろうが、インド人に見る様に、戦争する程貧乏でも無かった。どう
にか宗教で生き延びてマハラジャの様に一つの集団としての生活だった。マハラジャは
太守であり日本で言えば藩主のようなもので、日本では天皇や徳川幕府があったが、こ
のインドでは宗教が統一されて無い分只の太守達の部分的集合体の集まりでの同盟体で
運用されていた。正に中世の欧州が望んだ緩やかなコミーンの融合である。だが今でこ
そ開かれたＥＵで集合がなされるが、既にローマ帝国時代イスラムの支配時代大航海時
代を過ぎて、覇権主義と成文の契約主義とキリスト教の排外主義は出来上がっていたの
だ。ここで、公益を目的の組織された政治的コミュニティーを意味するコモンウェルス
（共通善）の思想は打ち砕かれる。歴史的に共和国の同義語として扱われて議会政治の
素とはなったが、東洋的な国家そのものが公共の公園のような意識は育たなかったので
ある。従って自由主義や資本主義は、社会悪を垂れ流し野放図に危険をばら撒き利益を
貪り尽くして国家を恫喝していった。
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21/12/04 17:05:31.68 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 おまけの １０２
この国家の形成に 一番不思議なのは中国の国家像である。我々日本人は文化の多く
を中国から取り入れられて 文化を進め文明を築いて来た。にも関わらず貧相な文化で
ある。巨大な大陸人が行き着いた先がこんな下郎の我儘世界とは、ちょっとショックだ
。中国で抗日映画は多いが、日本ほどに被害も無く戦いも無く多くは自らの爆撃である
。アメリカ軍が上陸した訳でもなく日本の軍艦が押し寄せて攻撃した訳でもない。が、
行き着いた先が共産主義の無知蒙昧な秘密警察の破壊社会だったのである。人類進化に
於いて、人類が仮想のこの世に存在しない神を持って猿から人となったと持論を持つが
、そうなるとこの創り出した神を否定する事で新たな明日が開ける様に思うが、この神
を否定した社会が共産党の社会である。本来なら真面目に調査した科学的な資料に分析
を加えて計画する物だが、この国には嘘や偽りで物事を進めて、しまいには餓死者すら
出る程の粛清と革命であった。この国のそうした歴史は計り知れない程暗い。思想文化
があれほど活況であった戦乱を潜り抜け百花繚乱の中で、出て来た現代が腐れた共産党
文化なのだ。こんな事があっていいのだろうかと思うほどおかしな国だ。こうした野蛮
な国の実情そのものの姿をみると、確かに主義主張など関係なく、宗教的な神のつなが
りこそが人類の幸福の様に見えて来る。この落差に驚嘆する。今後ＡＩと言う、とてつ
もない大きな道具が社会を支配する。それは核兵器の様に使いものにならない物だろう
。エデンの園が人々の仕事さえ奪うほど豊かな社会なら、恐らくＡＩはその経済のない
社会は叶えられるだろう。がしかし、それで人は救われるものだろうか。はたしてこの
辿り着いた非人道でナンセンスな中国の発展性のなさは、一体何であろうか。
205:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:05:53.54 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０３
石油で街は暗黒街化して マシンガンで銀行は盗賊にやられ、田舎じゃ幌馬車生活で
東から西海岸についた頃。ロシアは俺の土地って言い張って仕方ない。じゃあ～アラ
スカごと買ってやるわ。ってどっかの金持ち議員が交渉した。そうしてアリゾナの砂漠
を出て、豊かなニューメキシコやテキサスをものにする。その後、金鉱山のブームは、
直ぐに冷めて盛んに油井を掘り黒い金、石油の獲得に目ざめて行く。山本五十六が1905
年（明治38年）軍艦「日進」乗船して日露戦争日本海海戦で戦傷を負い、それで、兵士
としてこいつは使えない 文官しかないな。と大本営は判断し渡米させ勉強して来い。
って日本政府が渡米させたのが1909年（明治42年）である。アメリカに駐在官勤務にな
って在米駐留したころ、このニューメキシコやテキサスは、油井の油で花盛りだった。
1911年（明治44年）に海軍大学校乙種学生を卒業すると海軍砲術学校と海軍経理学校の
教官になり、同僚の米内光政と盟友になった。とされる。アメリカのゴールドラッシュ
ならぬブラックス・スターのオイルシンジケートが出来る頃。この時スタンダード石油
で大儲けしたのが 今の世界三大財閥として、「ロックフェラー家」「ロスチャイルド
家」「モルガン家」などだ。彼らは石油採掘でなく 投資や鉄道などその周りで儲けた
のである。科学者を集めて、エンジンに良い程よい「石油の標準化」精製ガソリンを作
って売りだしたのだ。スタンダード石油である。つまりそれまでは 重油も灯油もガソ
リンも適当な精製で仕分けしていたものだった。これをエンジン燃焼用に改良し 残り
をランプ用に灯油とし、そのランプ用の廃品を重油で燃料の暖房用に分け安く供給した
のである。ロスチャイルドや家はそんなに大金持ちではなかったが、カーネギーやフォ
ードと仲が良かった。その為投資が行き届いた。と言うまあ 日露戦争時代で 一番に
薪から石炭へ 石炭から石油に 燃料が出来て蒸気機関が 手軽な動力燃料機関に変
わって行った時代だ。丁度この頃に日本の文明開化 すなわち開国化の嵐が去っての
やっと西洋文明に庶民がありつけた時代で、明治から大正の移行期になっている。
206:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:06:25.47 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０４
この世代交代は凄まじい意識の錯綜時代であった。朝鮮王朝が贅沢な散財に明け暮れ
、中国が西洋文化に落ちんでアヘンの繁栄時代だったのだ。朝鮮王朝も無駄遣いでは、
本人にはその意識は無かったろうが、白丁のコリアンカーストで農奴による奴隷農業が
ロシアから伝わり、やっと農業している頃だった。中国のアヘン戦争以降 中国資本の
貨幣価値は１００分の１に下がっていても、朝鮮王朝は尚海外品を求めた。これで線路
や学校 水路や上下水道など国内インフラを海外に頼むなど、全国民を奴隷に売り飛ば
しても 無理な話だった。道路が糞尿にあふれた西洋スタイルの物真似し それこそ、
線路敷設を国内人夫に求めるのも嫌だった。というのは 解る。まあ白丁文化コリアン
カーストの頂点の生活でも白丁は不満のままの生活であったろう。だからあっという間
にロシアに占領され、経済では中国の反発心もあったようだ。日本以上の領土の面積を
朝鮮半島は持つが、しかし以外に資源は乏しく 中央にまたがる山脈の北側は限界地で
人が住めるような部分は少なかった。と言われる。そこを開発したのは日本人達であり
、中国の犯罪人を多用していた。それらは台湾のアヘン窟の囚人の刑務所の流刑場所で
あったからだ。ラソン港が開かれ 漁港から商用港に変わった事で、日本から水力ダム
用の資材が供給され、陸軍の要望で建設され やっとソウルに電気がきて 普通の国の
暮らしになった。それは日本以上の豊かさであった。後に満州国となる工業も次々に作
られた、農地用水用のダムの発電からだ。北朝鮮の工業化はその遺産を利用した結果で
ある。今でも北との合併がなくば韓国経済は立っていけないようだ。しかし競争意識の
強い戦争状態ではどうしょうも無く 工業原料も原料となる鉱物資源も 森林も海産物
すらも 自営出来るぐらいで輸出出来る程の生産品とならないのは 日本と同じである
。
207:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:06:53.80 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０５
1907年のアメリカ人になったつもりで書き込むとすれば、朝鮮半島など旅行するのは
時間の無駄で 徒歩であっても日本旅行を勧める。下品で臭く 食べる所もなく商品は
女性の身体じゃ 路上に立っている事さえ苦痛だった。と アメリカ人の旅行記は書い
ていて 「私は早く大連までの船に乗り込む事が唯一の救いになった。」と書き その
時の通訳をした土地の宣教師に ご苦労な仕事だ。と書いている。まあこんな感じで
日本も似たり寄ったりだったが 清潔さが違っていた。もし日本が朝鮮の様な不潔さで
は 風土病や感染症が連発し、日本人はいない程に病人や死亡者が 溢れていただろう
。と旅行記は書いている。つまり 朝鮮半島は豪雪でないが 非情に乾燥した寒い場所
だったと書いている。ところが １９０３年に旅行した彼女は１９１９年に又立ち寄っ
たが 非常にびっくりしている。よもや 発展・開発など無理と見ていたこの地が活気
に満ち溢れて 建設の槌音が響き物にあふれて 立派な西洋化の道に行き着いていたの
を 確信したからだ。１９１０年の日韓併合が こんなにも朝鮮半島を変えるとは 思
ってもみなかった。と記述される。第一次世界大戦に関する「パリ講和会議」開催され
て 東洋にも平和が来ているだろうと旅行して シベリア鉄道に乗り込んだらしいが
その快適さに 日本人の勤勉さを見た。と評している。どうもこの頃は 太平洋航路で
日本の横浜につき そのまま一泊して、京都や下関から シベリア鉄道を継いで ヨー
ロッパに行くのが流行りだったらしい。まあ大西洋航路が ドイツや氷山で次々と豪華
客船が戦争で沈没していたから 無理もない話であの有名な タイタニック号沈没も、
この頃の大きな氷山が原因だったから・・・・無理もない。まあ 米国金満家の エキ
ゾチックな 社用旅には 丁度良かったのだろう。それに当時は 香港や台湾 シンガ
ポールや日本に 会社を置いた商売も多かったらしいので、米国からの 憧れのハワイ
航路と言った所だろう
208:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:07:18.94 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０６
ところが、超大国のロシアを破った日本の発展ををこのまま放っておいていいのか。
と言う黄禍論が吹聴される。日本の脅威を放っておいたらいずれ黄色人種が白人の支配
を脅かすことになる。もしかすると20世紀中に合衆国は日本と戦争をするかもしれない
な。・・・と 有色人種を奴隷にしていた米国社会は本気で 東洋人に疑心暗鬼という
中で、社会が壊される恐怖心をついてドイツ人連盟が大きな反日デモを繰り広げたのだ
。それが今のユダヤ資本のロックフェラー家」「ロスチャイルド家」「モルガン家」な
どの金融から借りて商売していた大手の商工業者達である。日本人商店が安く便利に、
売り捌いて繁栄するので、こちとら商売あがったりだ。と貸付金融家に借りた金が返せ
ない。と泣きついたのである。特にドイツ系の白色移住民のユダヤはかなり 政府に
黄禍論 を吹き込んでいて、遅れてやって来た野蛮人として東洋人を見ていた。まあ、
この頃は、統一紙幣も無い状態で、日本人はバーター取引で家族経営で手広く儲けてい
たと言われる。ユダヤの金融家は、イギリスでは繋がっていたが、アメリカでは敵だっ
た。安田財閥 三菱財閥 三井財閥などはとは、特に火花をちらし、陸海軍の 軍商と
なり力をつけていたのだ。日本国内は大正ロマンを醸し出していた中で、やっと商売の
種を見つけた日本人は、ドイツ移住民の格好の敵であったらしい。その点で、チャイナ
マフィアやコリアンサークルは暗黒街の用心棒で立ち回っていたのでよく利用された。
勿論利用したのはフランス系金融の守り神のイタリアンマフィアである。日本人だけが
細々と仲間を作らないで 西洋化した商売をしていたので、そりゃ弱かった。徒党を作
るのが悪と教育されてきた世代で 仕方がない部分がある。卑劣卑怯に手をださず満州
を差し出す申し出も、ユダヤは嫌だと断ってナチスに葬られたのだ。放牧の騎馬民族を
敵対していた土地と言う事もあって。モーセの十戒以来、遊牧民は敵だ。と教えられて
いる宗教だから 仕方ないかもしれないが。
209:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:10:44.10 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０７
このシンギュラリティの技術的特異点の絶頂の頃というのは、特に世代間格差は多く
ゼネレーションギャップと言う物は、如何ともしがたいものがある。よく日本の凋落や
米国の凋落が図やグラフに乗る。例えば日本の頂点は１９９５年を境に、教育も特許も
経済も政治も変化し、2000年にはその傾向が端緒に現れて来る。集合体に於いて頂点を
見つけるは難しい。だから方向の数式の京都大学の丸山理論で底を探るのが一般的だが
、その集中点より少し多気前後してみれは明らかに下降は見える。それが二千年である
。1995年は平成７年である。ドジャースの野茂英雄投手が米大リーグで活躍し、この年
、米大リーグ・ナショナルリーグの新人王に選ばれたのだが、そうした喜びも半減させ
たのが、１月１７日に発生した兵庫県淡路島北部を震源とする大地震であった。波打つ
ように倒壊した阪神高速神戸線をなぎ倒した。これは大変な事だ。とＴＶに、食い入る
様に見つめていたのを覚えている。更にショックがやっと落ち着いたころ３月にオウム
真理教による地下鉄サリン事件が起こった。汚染された地下鉄車両が何がどうなっての
事か判らずにテロが行われ、化学物質サリンと判明して陸上自衛隊化学防護隊が除染す
る騒ぎになったのだ。これまで、戦後世界で、帝銀やイトマン事件など、数々の問題を
起こして止まなかった銀行の不正操作は既に、ＬＴＣＭやら外圧でのビックバンや証券
銀行倒産などで高度成長期を支えてきた、野蛮な経済の萎縮を起こしていたのである。
ニューヨーク支店巨額損失事件で大和銀行が潰れ、 損失隠しに合併することで合意し
た三菱銀行と東京銀行が挨拶し、景気低迷と円高・株安で公定歩合史上最低の０．５％
が続き、小さな木津信用組合など巨額な不良債権を抱えた銀行は経営破綻が続いた。こ
れは馬鹿な金融庁が、この不況下にプライマリーバランス論を持ち出し、自らの政府の
支出を正さず、業務停止命令を次々に指令したからだ。正にアメリカの手先として竹中
マジックで、日本の経済拡張に首輪と頸木をつけた形で、それ以降は日本経済の自立性
は奪われてしまった。
210:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:15:45.51 2GjjnS8Ev
１９０７年異変 この頃 １０８
先に言った様に 便利になったり、機械化合理化大型化広域化って経済拡張は基本的
にはデフレ化を促す。商品も全員に回ってしまえば その商品効果から価値は下がる。
これは通貨も同じで、ドル紙幣が基軸通貨として回れば、誰もドル紙幣を買わなくなる
。で買ってくれるのは同盟国のご祝儀買いである。ここでドルが下落する。これを止め
るのに、物価を上げる必要性がある。そこで米国は自由主義を掲げて戦争を起こして、
その中心たるバイアメリカンを行動する。ところが、それは結局は多くは政府失策とし
かならない。誰も戦争を望まないからだ。ここにアメリカの矛盾がある。本来アメリカ
は次々と月に向けてロケットを飛ばし、新製品開発して人類をリードしての産業大国で
あるべきだが、ゴールドカラーが、戦争や独占や買い占めに走ってその方向性を間違え
てしまったのだ。こうしてテロ組織を拡大させたりゲリラやギャングを繁栄させ難民を
作り続け、結局南米でもベトナムでも中東でも戦争に敗けて、それまでの産業空洞化し
た産業疲弊がそのまま経済疲弊を起こしてしまったのである。ソ連も全く同じ西洋主義
で同じ事をして軍事費による破綻をきたした。そして今中国も全く同じ経済破綻をくり
替えして行こうとしている。確かにソ連の数倍のアメリカ大陸でその数倍の中国大陸だ
ろう。ところがそれは数値の大きさの違いであって、何もそうした計算式や経済指導が
合ってると言う話ではない。ここで中国がこのまま破綻もしないで独裁化すれば世界は
恐らく崩壊する。この温暖化一つとっても例えロシア米国他全世界でノーカーボンを行
ってＣＯ２を全く出さなくとも 中国一国で世界は終末を迎えるの 予測できる。それ
だけの野蛮で 美的精神価値を持たない 哀れで醜悪な思想貧民の押し寄せる民族なの
だ。
211:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 17:16:11.28 2GjjnS8Ev
、この１９０７年の米国 １９９５年の日本 更に今の中国とは、全く同じ境遇で
あるのだろう。ただ日本や米国の様に、世代格差がどう言う形に代わるかは予想できな
い。アメリカはこの時リフレを目指し戦争し物を占有化した。日本はこの時解放し技術
を他国に売り渡し、海外生産に及んだ。多くは中国に盗まれたままだが。中国は監視化
共産化軍事化を進めている。結果を考えればバカである。核開発と同じで使えない軍隊
を巨大化させて威力を増しているのだ。
212:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/04 21:33:14.04 DSJDTqz14
１９０７年異変 この頃 １０９
、この１９０７年の米国 １９９５年の日本 更に今の中国とは、全く同じ境遇である
のだろう。ただ日本や米国の様に、世代格差がどう言う形に代わるかは予想できない。
アメリカはこの時リフレを目指し戦争し物を占有独占化した。日本はこの時解放し技術
を他国に売り渡し、海外生産に及んだ。多くは中国に盗まれたままだが。中国は監視化
共産化軍事化を進めている。結果を考えればバカである。核開発と同じで使えない軍隊
を巨大化させて威力を増しているのだ。シンギュラリティの技術的特異点の絶頂の世代
格差は思想を根本から変える。通常人は技術的発達や社会の発展は生活が豊かになる事
と捉えられがちで政府の教育でそう刷り込まれる。だがそうでもない。例えば新幹線が
出来る前に在来線で特急こだまが昭和３３年に出来た。これは超特急ひかりより早く、
当時の満州あがりの国鉄機関車設計部の最骨頂であった。大阪まで６時間半往復１３時
間で一日２４時間からすれば１１時間滞在しても一日で帰ってこれたのだ。ここで大き
くサラリーマンの日帰り出張が生まれその後ひかりの３時間往復６時間で、社内命令の
妥当性が正当化され同時に東京本社の機能が補足され、いたずらに社員福祉は切られる
のである。それは家電製品でも同じだ。１９９５年を平成７年を境に、１９７１年から
１９７４年の第二次ベビーブームに生まれた世代は、通称、団塊ジュニア世代が東京に
やって来る。東京は一気に人口が増えた。更に、これまで進んで来た家電品の復旧は、
かつて１６時間労働とされた、炊事・洗濯・掃除を一気にコンビニ普及やインスタント
や冷凍食品などで越えられなかった５時間の壁を破り、２時間と言う超短時間にした。
専業主婦は元々少なくなっていっていたが、ここで働かない学生卒業者は居なくなった
。だがこうした改革は はたして本当に我々人類を豊かにしてくれたのだろうか。逆に
せわしく、守銭奴たる卑しい、欲情的生活に変えただけではなかったのか。今一度よく
みる必要がある。
213:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/05 02:33:08.55 urQQf0/Vv
１９０７年異変 この頃 １１０
アメリカでボブディランが反戦歌の代表とされた。ところが日本では、そうした熱い
思いは、フォークとなって学生の歌声喫茶にあふれた運動に変わっていた。学生運動は
きっと熱い思いが溢れた多感な日本の７０年代少年の心だったのだろう。そうした歌の
中にイムジン河がある。作詞は朴世永、作曲は高宗漢、1957年8月、北朝鮮 音楽家同盟
『朝鮮音楽』8月号付録で発表された歌だ。1958年9月に「朝鮮民主主義人民共和国創建
10周年記念放送夜会」で歌手の柳銀京により初演された。その後は長らく北朝鮮では、
ステージで披露されることもなく、1978年に金洪才が管弦楽用に編曲したものが東京で
開催された「朝鮮管弦楽集」で初演され、1987年には京都市交響楽団の訪朝公演で披露
された。1960年代に朝鮮学校の音楽として流行り。ザ・フォーク・クルセダーズによっ
て歌われた。松山猛による日本語詞が、1968年につけらたが、発禁処分になった。ザ・
フォーク・クルセダーズは、帰って来た酔っ払い以来、多くの視聴者を得て活動してい
た。又、ボブ・ディランのセカンド・アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』
は1963年に発売され、そこに収録されていた「風に吹かれて」(Blowin' in the Wind）
は、シングル・カットされた楽曲で、ピーター・ポール＆マリーのカバー曲が世界的に
大ヒットして、ディランを一躍有名にした。1960年代のアメリカ公民権運動の賛歌とも
呼ばれ、現在に至るまでディランの作中最も愛唱されることの多い歌曲となっている。
アメリカ社会は今のＢＬＭ運動の様に根底には不満が沸々と湧いていた。公民権運動や
女性解放運動、先住民権利運動、移住民入籍運動、環境保護運動、と果てしなく人権の
復活が求められていた。そうした中でベトナムの米軍の熾烈な戦いが放映報道されたの
だ。ここで若者の徴兵制に一挙に火が付いて、反戦運動となってヒッピー族が現れた。
中国で言う寝そべり族と同じに、政府高官や組織が勝手に決めた徴兵制度によって戦場
で殺されるか負傷して精神を病んで帰還すると言う姿である。1963年に発売された歌詞
の問いは、アメリカの若者の全ての問いだった。例えリフレ経済の存続であっても、い
たたまれなかったのだ。
214:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/05 04:32:07.21 eeiCIOMzl
１９０７年異変 この頃 １１１
こうして歴史で解る様に、諸悪の根源は、西洋主義に乗った、経済社会の拡大主義が
元であり、共産主義も社会主義も自由主義も民主主義も関係なく、政治家と資本家の悪
だくみの下で、国家も戦争も紛争も恐慌も金融不安も温暖化も引き起こされている事が
証明される。つまり、資本家と時の支配者や、政治家或いは宗教家が諸悪の根源であり
これは既に過去に証明され、1900年にも解っていた。1905年、JPモルガンがドレスナー
銀行とコルレス契約を結んで縮小化平準化対策に出た。つまり銀行相互間の「為替取引
契約」で国内他銀行や海外の銀行間において、送金の支払い融通勘定である。資本拡大
化政策で、今の税逃避、資産保護のグローバル化である。これで全米資金は、ドル紙幣
に換金でき、ドイツ帝国へ投下され、更に利益が米国に還流される。これを更に保険料
支払いで保証して金融資本のモルガンは貸付けの王者として君臨する。理財商品つまり
投資と保険会社を分離するアームストロング法は、大手生命保険会社の株式がジョン・
モルガンやロックフェラー、クーン・ローブなどに売却され、その基盤に大きく貢献し
ここで巨大金融資本家が登場した。この動きに対応し、品性と秩序と法の守りなど貧者
救済・税の再分配などを求め、訴えるのが、社会運動家の組織である。グレータ・エル
ンマン・トゥーンベリさんで有名になった社会批判運動ではあるが、実はこの西洋主義
の自然や人間からの価値の搾取スタイルには既に100年も200年も、はるか昔から反対派
として運動続けて今日に至っているのだ。と言うのもバビロン時代もエジプトピラミッ
ドの時代もローマ帝国時代にも、既に自然破壊で国が崩壊していく様はあったので民衆
は虐げられながらも反対していたのだ。キリスト他宗教上に利潤や利子を取るのは悪行
である。と規定しているのは、そうした支配者の強欲によって街が滅び、砂漠となった
経過が常にあったからである。現代の炭素規制化運動は、遠い昔から再生された西洋の
古典的紀元前の運動から綿々と強欲に拡大化し経済を振り回してきた者への遠吠え民衆
の声だったのだ。
215:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/05 04:32:36.57 eeiCIOMzl
経済で戦争する。日本ではこうした経済理論でのこれを知った徳川は
、すぐさま参勤交代制度と鎖国、更に改修工事の天下普請をさせて 大名に溜まらない
消費経済社会を作ったのである。そこで世界に類を見ないリサイクルと伝統工業が江戸
文化、平等社会が日本の文明として整って行くのである。
216:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 11:30:08.53 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１２
経済によって戦争が引き起こされる。日本ではこうした西洋式の経済理論を学んで、
多くの対策を行っている。これを知った徳川は、すぐさま 参勤交代制度と鎖国、更に
改修工事の天下普請をさせて 大名に溜まらない消費経済社会を作ったのである。そこ
で世界に類を見ないリサイクルと伝統工業が江戸文化、平等社会が日本の文明として整
って行くのである。信長時代では、もともと楽市楽座の主張で、経済拡大の活性化を望
んでいた。黒人の与助と共に相撲大会をして、大名に金を賭けさせ、胴元として巻き上
げたし、海外からの宣教師に、大きく教育施設まで作って大名の子弟をドンドン共同の
生活する寄宿舎に入れた。これに明智光秀は、山岳宗教の修験道の宿坊の疲弊を見た。
実は明智家は坂本衆とされる山の住民の里守りの家系であった。所謂隠れ里とされる、
一つの行者村である。今日的には忍者の育て場所とでも言えよう。各藩の藩主は江戸期
までは、単なる境界は適当に勢力範囲で決まっていたのでそこそこに屈強な屯田兵（と
んでんへい）を置いて守っていたのである。彼らは恩賞は無いが税の優遇やら連絡役の
身分など与えられていた。、浄土真宗本願寺勢力と織田信長との戦いは、本願寺法主の
顕如が石山本願寺に篭って戦った。とされる。日蓮宗徒は法華一揆を起こしたが、不作
に次ぐ不作で、大陸からの襲撃もあって食糧を守る為の防備が必要なのに、武士にその
機能が無かったからだった。つまり、信長はキリスタンの言いなりであり北前船の遭難
すら相手しなかったのだ。対して秀吉は、この拡大経済が奴隷とアヘンによるもので、
その本境地が朝鮮半島にある事を知っていた。奴隷貿易で奴隷買い付けの代わりの商品
が火薬だった。日本製の火薬は実は金沢など冬ごもりの必要な場所で密かに造られてい
た。実は泥硝石は「ごごろ」として平安時代から作られていた。もみを取って終わった
藁を重ね 人糞や牛糞などを懸て積み上げて行くのである。これを野菜や稲の肥料にし
たのだ。これを竹に詰め買い付けた業者がいた。これを更に硫黄や糞尿と混ぜて東北で
黒色火薬を作ったとされる。元寇の襲来後に中国などで探し求めた製法のようだが起源
は不明だ。
217:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 11:30:31.38 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１３
ともあれ朝鮮半島には硝石も奴隷も市場の様な貯留地があったとされる。で秀吉は、
この現状を憂い、宣教師に奴隷解放を申し出たが、本国に従うと返答し、言う事を聞か
ない。ので朝鮮征伐になったようだ。博多商人の資料には、既にキリスタンの仏教寺社
との争いが記されている。大陸攻めで、日本の覇権の王なんて事はとても秀吉は思わな
いであろう。既に地球儀から日本が小さな国であるのは承知していた筈だからだ。日本
の人口が減って行く事は、なんとも経済理論からも許されない国の衰退となる。そこに
危機感があったとも言える。秀吉の頃もう一つの危機があった。食い詰め浪人の流出で
ある。封建社会に於いて、ピラミッドの頂点は、下部に多くの民がいて物を制して行く
のは当然の常識であり論拠である。経済によって戦争が引き起こされるのは、秀吉も又
体験上知っていた。彼自身戦争の被害者であり、百姓の倅だったし、幾人かの女性が、
既に身売りされてジャパ行きさんだったからだ。更に問題だったのは、そうした身売り
の女性と共に駆け落ちする者、任侠沙汰に及ぶものが続出した。当然時の藩主や権力者
の手によって処刑された。しかしある時分から、そうした食い詰め浪人は宣教師側の、
雇われ浪人になって、護衛の手下に変わって行った上に、そうした食い詰め浪人共々、
海外に輸出されていったのである。谷下田（やかだ）や呂宋助左衛門（るそんざえもん
）などは、その状態を 克明に報告していたものと思える。『太閤記』などによれば、
安土桃山時代にルソンに渡海し、貿易商を営むことで巨万の富を得たのが呂宋助左衛門
である。文禄3年（1594年）7月20日、織田信長の後を継いで天下人となった豊臣秀吉に
対して蝋燭、麝香、真壺、ルソン壺（呂宋壺）、唐傘、香料などの珍品を次々に献上し
、秀吉の保護を得て日本屈指の豪商として活躍した。という。こうした外交貿易を日本
は決して疎かにし見下して鎖国化した訳ではない。遥かに狡猾な宣教師達に手を焼いて
しまったのだ。その上公的記録はないが女真族やツングース族の脅威もロシア文献では
見られる。アイヌ族すら戦争状態だった時代だったのだ。
218:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 11:30:53.25 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１４
こうしたシンギュラリティには規則性がある事も解っている。特徴的なのは先に言っ
た様に、進化し便利になると平準化して価値や経済が無くなるとされる特徴は、自然の
特徴にも組み込まれている。つまり小さい政府無能の兵士の存在だ。働き蟻の７割半と
される労働力や、葉緑素の回避とされるものだ。自然界の緑の葉は、ＬＥＤ培養栽培で
判明したように、実は一番効率のいい筈の光線が太陽光の中央光線の黄緑の波長とされ
る。可視光線の両端の紫外線や赤外線の波長までのエネルギー帯でその中央部が黄色や
緑の部分である。その最大エネルギーを吸収しないで反射させて成長する。そう言う事
で緑が人々の目に見えるのである。これは植物が全世界を覆い尽くし、酸素で覆われて
しまい、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す事が出来なくなった時の記録とされている
。そこで出来た仕組みが 可視光線の７割での成長である。実はこうした植物も呼吸と
いう酸素を吸って二酸化炭素を吐く行為が無い訳ではない。光の無い夜はそうした行為
のみを行うのである。この７５％４分１のクォーターオフリミットと呼ばれる仕組みは
植物のみではない。蟻の怠けでも同じで、凡そ1500匹の働きアリの集団でも、必ずその
仕組みがあると言う。1500もいる集団だから400匹くらいの怠ける者がいても仕方ない。
と思われそうだが、この400匹を除き残りの1100匹でもほぼ同数比つまり800匹ぐらいし
か働かない。とされる。でそいつらのみで飼育しても同じように200匹は働かないのだ。
こうして、何回も何回も取り除いていくが、全く同じに７２～７８％ぐらいでしか仕事
をやらない。ではこの怠け者蟻は、一体何をしてるのか。実は集団としてのはみ出し者
で、周りの調査やオオカミ少年役を買って出ているのだろう。と言われている。人が飯
を喰って 腹八分と言うが、それが体調を整える様に、周りの危険察知だとか、集団の
教育だとか 安全に配慮する結果の数字とされている。
219:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 11:31:23.11 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１５
今回のコロナ禍で見せつけられたのは、この日本でのシンギュラリティの変化点であ
る。東京オリンピックと言うのは、日本人にとっては、正に感染者数の頂点にあった。
蟻の行列で、この働かない蟻を、色をつけピンセットで抜いて行くのだが、正に、この
行為が神の手で行われ、その色の付いた国が次々と現れ、現在の日本の感染者数の少な
さであろう。日本人はこの偶然の幸運、つまり運命の神の手を、良く機能させてきた。
これは遠い昔から、いわゆる神世の時代からの性分だろう。奈良時代でも平安京時代で
も日本人は、奴隷や宦官の制度は設けなかった。確かに階級制度や京の町割りは真似た
。漢字にしても、簡単な文字の組み合わせでの難解な漢字を好まず、いわゆる下層民も
解りあえる、ルビふりし、カナ文字のふりがなやカタカナの和文字を考案して一般大衆
化を望んだ。そもそもが「和をもって貴し（とうとし）」なんて天皇がいうぐらいの、
平和主義の国なのだ。これが海に囲まれた環境で成功した。火薬も日本は朝鮮半島の次
に発達した。元寇襲来時には、既に陶器に詰めた火薬を導火線を紐にして投げられ、馬
が言う事聞かずに散々に逃げて行く中で戦った。二度も襲来しているのに、日本は守ら
れたのだ。その後も最後の植民地として、砲艦外交で開国をこじ開けられた。が、その
ほんとに遅い開国だったが、多大な犠牲は強いられた日露戦争では勝利に導いている。
江戸時代当初からの、暴力的大航海時代を、信長、秀吉、家康と、多くの政変劇をして
上手く海外の影響を取り除いてきたのだが、結果はそこから、第二次世界大戦にまで、
軍事国家の道に至った。ところが、敗戦に及んだに関わらず、ドイツと同様に先進国に
早々と仲間入り出来ているのである。この歴史にある偶然は、全く偶然ではないのだ。
唯一の先進仏教国家としての在り方が、今の歴史を綴って来ている。それは日本人の、
精神世界のアイデンティティによるものだろう。
220:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 12:03:20.39 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１６
ところが、この戦時中の日本より悲惨なのが 今の日本だ。いわゆる原風景の喪失が
ここ１０～２０年間で 巨大で広域に行われた。これこそ政治の不始末である。一体、
何をやったのか。つまり悪魔に金を渡し、経済を過熱させ 地獄絵図を作ったのである
。殆どの家庭で貧困化を加速させ、企業競争をして人件費の削減とロボット化合理化の
名目の中でＩＴ化を加速させた。皮肉にもそのＩＴを監視するのは人間であって、機械
やプログラムは進化しても 人間の能力には変化がない。いやむしろ携帯電話の普及で
電話番号を覚える事もなく、電子媒体によって記録の大事さは失われてしまったのだ。
金融機関の統合によって 何回もそのシステムは中断され、金融庁は馬鹿の様にプログ
ラムが何たるかを理解しない。可笑しい笑い話で済まない程のシステム障害であるのだ
。スマホ決済にただ乗りして それらに傾斜していた若者は、突然の乞食状態である。
飽食の日本で餓死状態なのだ。職業選別でも同じで、外国人労働者を優遇し日本人冷遇
の極めつけは、放火魔や殺人犯をみても解り得る。経済的な生産性がないとして放置し
、日大理事長に見る様な教育の廃退は、日本のかつての英霊の持つ意思は影もない程だ
。今日の政治家、弁護士、教育界法曹界 行政や自治体 テレビ他放送業界に生産性を
言う資格はない。アメリカ型の西洋主義の賜物であろうが、腐った様な竹中理論は既に
嘘八百のアホ理論である事は、日本他、韓国や中国、北朝鮮でも欧州各国でも証明され
ている。パイの大きさがＧＤＰの大きさであり、領土や国民が少ないのであれば生産性
は時間軸と高付加率を高めるしかない。それが異様に高くすることは、取りも直さず、
プライマリーバランスを崩すことでしか 経済を大きくできない。それを正せば当然、
そのパイは縮まり、人間数と使用できる土地の大きさに制約される。この根本原理から
気候や土地の栄養素的な生産性がある。それらが土地の地政学に沿ったものこそ最大で
あるのは 火を見るより明らかであろう。そこに余剰人員を抱えるには時間短縮と技術
的必要要員を含む社会構成として、ブルーカラー以外を配置するのであって、ゴールド
カラーの為の経済などあり得ないのだ。
221:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/06 12:29:46.48 g+HmQFKzD
１９０７年異変 この頃 １１７
ここに西洋経済学の嘘が詰まってる。現在のＧＤＰ比較論は土地の収益性のみ論じて
結局は 高く売りつける詐欺行為の奨励に他ならない。少ない生産労働での、高利潤の
形態を進めれば、各家庭が生産を持たない銀行家を進めているのみで、農家も商人も、
要らない世界である。これは天下一下の会が勧めた ネズミ講方式の貸付である。商品
があってもお飾りであり、いわゆる投資利潤を売るマルチ商法と言う詐欺である。この
形態が広く行われている事を我々は良く知るべきだ。まず政治家である。政治家の仕事
は何か。これは日本の産業育成とその人財の教育システムとしての行政の監視である。
それを行っているか。自民党の税制議会も全く国民に開かれない。つまり密室審議であ
る。これそのものがマルチ商法であり詐欺なのだ。国民の知る権利や平等の権利を侵し
て、なおかつその審議内容は、例えば住宅ローンの取り扱いについても、ＩＲ論争と全
く同じに 特定の業界団体の利益誘導の論争で この国の全体状況とか、これから先の
未来の在り方とか全く検討していない。調査資料もなく分析グラフもなく単なる座談会
の与太話で会合を開き そうした住宅会社の利益誘導で終始している。斡旋収賄罪の中
の議論で 検察庁も法務も議会審議調査会も全く機能していない。こんなのは政治では
ない。どうあるべきかを問わずに、こういう希望があると言う話で終始して、行政でも
立法でもないのだ。銀行に行けば何の説明も危険性も説明されずに総合通帳を進められ
簡単にローンの如く勝手に支払い負債を背負わされる。カード会社も１憶や１千万とか
貸し出す事はしないのに、何故だが勝手に１０万や５０万の小口貸付をどんどんやって
裁判すら出来ない貧困者相手にのみ欲深く搾取する。取り立て出来ない時は、勝手に、
サラリ―ローンなど高金利の団体に売り捌く。こんな奴隷商売の西洋主義の名残りの様
な商法形式を 今の銀行が かつての銀行保険団体以上に行っているのだ。許せない程
のことだが 金融庁は竹中以下指導に至っていない。此れでは次世代は生まれない。
222:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 15:30:02.53 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １１８
ドイツが起こした世界大戦も２度ともが、似たような物だった。第一次世界大戦は、
サラエボでのオーストリア＝ハンガリー帝国の皇太子が、セルビア人に暗殺されたこと
が発端となった。とされる。事実はそうだが、真実はそうではない。オーストリアでの
ドイツ連邦になったばかりの、ドイツ皇帝フリードリヒ・ヴィルヘルムの執拗な挑発に
あった。つまりこの不穏分子の徹底した捜索と犯行の詳細の提示と、納得いく共同捜査
を求めたが、セルビアにしてみれば多くはロシアよりでロシアの軍事力の傘の下だった
のである。この為拒否が通告され、ドイツはセルビアに宣戦布告した。しかしそれは、
同盟上セルビアの後ろ盾であるロシアでは総動員令を出して対峙する事になったのだ。
オーストリア側に同盟を結ぶドイツが大きくバックにつき、一方でロシアがついたが、
ロシアには対ドイツ同盟としてフランス、英国にも条約を結んでいて、自動的に参加を
する仕組みが敷かれていて、国際条約上、各国が参加した形で戦火が広がったのである
。ここでイギリスもロシアもドイツも皇帝はみんな縁戚で甥っ子なのである。この国民
の落胆や留飲は多い。終戦になりドイツに賠償金支払いが出るが、ここでもアメリカの
ユダヤの豪商達の暗躍で、フランスが応じなかったとされ、法外な領土割譲と賠償金が
課される事で一旦は落ち着くが、第二次世界大戦はこの一次大戦の延長上にあったとも
言われる。結果的にアメリカはこの戦後の経済運営に失敗して大恐慌を起こしている。
この事が本来の戦争責任である。確かにヒットラーを支えたナチスは残虐行為に至り、
人道を犯した罪はあるだろう。だが戦争を起こした罪は米国、独逸双方にあると言える
。ヒットラー政権の前にナチスは見向きもされなかった。彼曰く「例え、人々があざけ
笑ったとしても、反対し攻撃したとしても、我々には喜ばしい事だった。何故ならもっ
と苦痛だったは、塵の様に全く無視され続けた事だったからだ。なんと幸福な事か。」
と言っている。独逸復興を熱気を帯びて叫ぶ彼に、ヘルマン・ゲーリングは飛びついた
。空軍将校だった彼は戦場の英雄であり、良き宣伝対象であったのだ。
223:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 15:30:43.99 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １１９
ゲーリングが心動かされたのは、「ドイツが敗けたのは、戦いに敗けたのではない。
ユダヤ人と共産主義者の陰謀によって負けたのだ。」と言う熱い大声だったのである。
何がそう言わしめ、何が彼の心琴を引いたのか。第一次世界大戦でパイロットとして、
最高スコアラーになり、戦後の1922年、ヒトラーに惹かれ国家社会主義ドイツ労働者党
に入党した。ミュンヘン革命の失敗で一時亡命生活を送り、その後1928年に国会議員に
当選、1932年の選挙でナチ党が第一党となると国会議長に選出されている。上流階級で
育ち、上流階級の橋渡し役を務めた。とされる。ナチ党の党勢拡大と政権獲得に貢献し
、1933年のナチ党政権後にはプロイセン州首相、航空相、ドイツ空軍総司令官、四ヵ年
計画全権責任者、ドイツ経済相、森林長官、狩猟長官など要職を歴任したが、突撃隊や
親衛隊を補助警察として採用し、ゲシュタポを創設するなどプロイセン警察のナチ化を
進めた。国会議事堂放火事件で、オランダ人共産主義者が逮捕され、共産主義者全体の
国際連帯によるテロ事件と断定、左翼を次々と検挙した。無法な取り扱いが多い突撃隊
の私設収容所を憂慮し、これを一掃して州公認の強制収容所を設置し、政治犯はそこに
収容する。しかし、それでも政権内では、対外穏健派だった。対外強硬派のヒトラーと
徐々に距離ができ、1930年代終わり頃から政治的影響力を低下させ、第二次世界大戦中
には、ドイツ空軍がイギリスのレーダー作戦で敗けが込むと、一層存在感を落とした。
戦後のニュルンベルク裁判で、最も主要な被告人でヒトラーとナチ党を弁護し、検察と
徹底対決した。死刑判決を受けた後、執行方法を絞首刑から銃殺刑に変更するよう嘆願
したが拒否されたため、それを不服として刑執行前に独房内で服毒自殺した。という。
もう一人心動かされた人間が、ルドルフ・ヘスだ。ミュンヘン大学で、経済学、歴史、
政治学、地政学を学び、地政学の父カール・ハウスホーファー教授の薫陶をうけている
。ハウスホーファーは説得力に富んだ教授で、広く尊敬された人物で「ドイツ民族には
『生存圏』が不足しており、これは東方にしか見出すことができない。」という持論が
あった。ヘスはこの生存圏構想に強く惹かれてヒットラーの狂気にその突破口の夢をみ
たのである。
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21/12/07 15:34:34.89 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２０
このヘスに出会い、「我々は国会に首を突っ込もう、確かに 選挙で勝つのは時間が
かかる。だが、最終的には、奴らの憲法が我々を保証するのだ。」と言ったという。時
代は世代交代の中にいた。この２人に「我が闘争」の心棒者の宣伝相のゲッペルスが加
わったのである。哲学を治めた彼には、聴衆を魅了させる才能があった。かれはナチス
を首都ベルリンに浸透させる前線大将になり、共産党集会に敢えて立って叫び混乱させ
ニュースにした。炎上商法での宣伝戦である。国会入場でも「我々は議会の友人でも、
中立の立場の賢人でもない。我々は敵としてやって来たのだ。狼が子羊の群れを追う様
に。食い荒らす為に」と、最初から議会運営や国体討論には興味は無かったのである。
新聞曰く「行き所のないアウトロー精神、迷える子羊達の蒙昧な若気の至り、突出した
自分よりいい暮しや別の人種を嫉んだ劣等感、雲をつかむ様な政治主張、むき出したる
暴力本能、理想主義を装う自己陶酔、そうした物が賛美し混ぜこぜで抱え込んだ集団」
と酷評でひねくった。しかし、である。アメリカから襲ってきた恐慌は、ナチス信奉者
を増やし、共産党を蹴散らしたナチス政権には全国民の８９％の支持が集まっていた。
つまり、ドイツ国民は、そもそもがナチスを待ち望んで政権を託したのである。1933年
にパウル・フォン・ヒンデンブルク大統領よりヒトラーが首相に任命された。国会選挙
でヘスは国会議員に当選するのだが、ヒンデンブルクはヒットラーを嫌っていた上に、
話は噛み合う事はなかった。此処にミソがある。連邦大統領はいたのだが、ヒットラー
はナチス総裁として君臨したのである。この党が国を動かす形こそ、不思議な形態なの
である。つまり、アメリカに資金や収益を持って行かなきゃ 株価の大上昇もなく更に
大暴落もなかったのだ。もし恐慌がなければナチスが支持を得る事も、ヒットラーが、
こうした狂気の強権を振り下ろす事もなかったのだ。此処にユダヤ主義と言う、経済に
執着する狂気と 翻弄される国民がいる。今のポピュリズムの権威主義が今の状態で、
沸き起こっていた中で、共産主義は自由を犠牲にして中央集権をやろうとしたが失敗し
資本主義自由主義は平等を犠牲にして中央集権に向かっていったのである。
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21/12/07 15:35:03.11 smgbsRJR/
つまり同じ
土俵で似たような論理の中で、戦争の環境が醸し出されたのである。非民主主義であり
権勢主義と言われる中で 今でも民主主義に至った国はない。
226:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 17:06:02.92 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２１
「論語と算盤は甚だ遠くして甚だ近いもの。今の道徳によって最も重なるものとも言う
べきものは、孔子の事について門人達の書いた論語という書物がある。これは誰でも、
大抵読むということは知っているが、この論語というものと、算盤というものがある。
これは甚だ不釣合で、大変に懸隔したものであるけれども、私は不断にこの算盤は論語
よってできている。（と思っている）論語はまた算盤によって、本当の富が活動される
ものである。故に論語と算盤は、甚だ遠くして甚だ近きものであると、始終論じておる
。のであるが、ある時、私の友人が、私が七十になった時に、一つの画帖を造ってくれ
た。その画帖の中には、論語の本と算盤と、一方には「シルクハット」と朱鞘の大小の
絵が描いてあった。一日に、 学者の三島毅先生が私の宅へござって、その絵を見られ
、「甚だ面白い。私は論語読みの方だが、お前は算盤を攻究・探求している人であろう
。その算盤を持つ人が、かくのごとき本を充分に論ずる以上は、自分もまた、論語読み
だが、算盤を大いに講究せねばならぬから お前とともに論語と算盤をなるべ密着する
ように努めよう。」と言われた。論語と算盤のことについて一つの文章を書いて、道理
と事実と利益とが、「必ず一致するもの」であるということを、種々なる例証を添えて
一大文章を書いて来られた。私が常にこの物の進は、ぜひとも大なる欲望をもって利殖
を図ることに充分でないものは、決して進むものではない。と信じる。ただ空理に走り
、虚栄に赴く国民は、決して真理の発達をなすものではない。ゆえに自分等はなるべく
政治界、軍事界などが、ただ跋扈せずに、実業界がなるべく力を張るように希望する。
これは、すなわち 物を増殖する務めである。これが完全でなければ国の富はなさぬ。
その富をなす根源は何かといえば、 仁義道徳。 正しい道理の富でなけれれば、その富
は完全に永続することができぬ。ここにおいて論語と算盤という懸け離れたものを一致
せしめることが、今日の 緊要の務めと自分は考えているのである。
「論語と算盤」「合本資本主義論」の渋沢栄一の言葉である。
227:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 17:09:35.07 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２２
渋沢栄一には、よく「日本資本主義の父」という枕詞（まくらことば）が使われる。
渋沢の功績を分かりやすく伝えるキャッチフレーズですが、実は彼自身は『資本主義』
という言葉を一回も使ったことがありません。」と指摘される。渋沢は、自らが理想と
して掲げていた経済システムは、資本主義ではなく「合本（がっぽん）主義」と呼んで
いた。あまり耳にしない言葉ですが、この「合本主義」という発想や名前も、その仕組
みも彼が考案したものである。ではこの「合本主義」とは何か。「合本主義」の合本と
は、「本（もと）を合わせる」という意味とされる。「本」は資本や資金を指し、具体
的には、カネ、モノ、ヒト、知恵などの今ある環境である。合本主義の他にも、渋沢は
「合本組織」「合本法」というように、いろいろな場面でこの「合本」という考え方を
使っている。拳法で言う意識統一の合力である。合本主義とは何かを理解するのは現代
では容易であろう。ＳＤＧ'S が謳われ、持続的成長として、気候変動の対策としての
カーボンニュートラルなど、持続環境危機が叫ばれているからだ。私たちにはなじみの
深い、資本主義であるが、「資本主義」は資本家と労働者という２階級を区分し、市場
原理によってモノの価値が決まる商品を、企業間の流通にのせて自由な競争をおこない
利益産む方式である。資本家の事業運営に必要な資金を提供し、生み出された利益を受
け、資産を増やしている人達と「自己の労働力以外に売るものを持たない労働者」から
「労働力を商品」として買って「上回る価値を持つ商品を生産」し、利潤を得るという
経済構造である。生産活動は利潤追求を原動力とし市場メカニズムによって運営される
。とされる。つまり①資本家が資金を提供することで、企業が事業をおこなう。②企業
は事業で出した収益の一部を資本家に分配する。この①、②を繰り返す事で、資本家は
得た利益を別事業に投資して、さらに新しい利益を得つづけて、相互に生活する。とい
うものである。しかし今、この石油燃料由来の排気ガスやブラスチックが溢れてしまい
国際会議で是正する始末だ。戦争用の核兵器すらも規制できない国際社会はこの高度な
論語的 人間の道徳を問う経済資本論を、果たして受け入れる素地を持つのだろうか。
228:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 17:10:06.69 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２３
経済や生活では、他でも同じですが、資本主義の説明に、「資本」「労働力」「市場
」といったキーワードが出て来る。更に、市場に流通するモノ・サービスの価値を表現
するための基準単価に、金をつかうしくみがある。金本位制が導入されている国の紙幣
は、中央銀行が保有している金と交換できる金との 交換券としての役割をもたせる事
で、紙幣の価値を担保して、その中央銀行の商品券を価値判断の基準として価格を持つ
。この中で、合本主義は、次のように定義される。「公益を追求するという使命や目的
を達成するのに、最も適した人材と資本を集め、事業を推進させるという考え方での、
合理性合資性を追求した主義主張。」とされる。真っ先に目につく資本主義の金券主義
と相半して、「公益性の事業」である事というのが此処にあって、その為に金を動かす
という、基本的に通貨や投資は逆転している。合本主義もその仕組み自体は、資本主義
と変わりなく、資本や労働力、市場を必要として作用する。しかし、資本主義の場合は
、仕組みを動かす原動力を、資本家たちの利潤性の「もっとお金を儲けたい」「お金持
ちになりたい」という個人的な欲望を力と説く。このため、どんな研究者の定義にも、
資本主義の説明に「公益」という言葉は出ない。ところが、合本主義には「公益を追求
する為に」という使命や目的が根本に置かれている。もう少し具体的に言えば、事業を
行う場合に「自分がもっと儲けたい」という思いは、事業の推進力としては必要。だが
しかし同時に、その結果として「国や社会が豊かになる」「人々が幸せになる」という
目的が達成されなければならない、と考えている。これは、田舎の山合いの商店と都会
の商店の違いである。基本的に街や都会は充分に便利だ。その中で暮らす事は成功の為
や個人の我欲での営業となりがちである。ところが客も少なく配送すらままならない峠
の商店は、ほとんどそこにいる生活者の為に商店をやっている。その為厳しい経営状態
だが、そこの店の使命は唯一その住民の人たちの為にあるのだ。無ければ困るので存在
している。と言う資本主義の形で、そこには経済上やはりただでは売れないのである。
それは店主の思い入れのみで営業している。と言ってもいいだろう。
229:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 17:12:40.45 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２４
今般の企業が、例えばペットボトルにしても、外国人労働者にしても派遣労働法にし
ても、企業はいいとこどりして、廃棄される物不要になった人財などの回収や改修は、
全て政府任せで、機能しない。例えば機械の代表の自動車は、中古車市場はあるものの
、解体業をトヨタやホンダがやっている。と言う話は聞かない。コンビニも当初の弁当
のゴミ箱は外に大きくあったが今は店内すら小さい。瓶類の回収も同じに手軽なプラス
チックは今や大きな大問題となり、生産技術は海外まで送るが回収技術はおぼつかず、
ちょっとまでゴミ資源が送られていたほどだ。電気事業で、トイレのないマンションと
揶揄された原子力行政も、結局は燃え残りの核燃料の再生に失敗し、各種の使い終わっ
た服や容器や機器が、消えない放射能まみれで収拾がつかない事に問題がある。古今の
人類はエネルギーは使い放題やっても、使った残りを使う為の端分の処理を行わない。
パンで言う耳を削いでサンドイッチ作っても耳の処理をしないのだ。競争原理を持ち込
んだ行政も、米国の内政干渉に敗けたとはいえ、インフラを作るだけ作っても、その後
の若者のストロー効果とか、近隣の影響とか、人の住環境の悪化には知らんふりして、
鉄道事業のメンテナンスさえもやらずに国鉄解体に向かった。全く糞して尻ぬぐわぬ鳥
の卵だけ食べる様な行為ばかりだ。アマゾン商法ではあろうが、ちょっとリーマンの様
な不況になると、全てが政府の補償や援助の中になる。廃業せず従業員のペイオフも、
世界的には企業は問題視していないのだ。田舎の企業誘致がその典型的例であろう。税
も土地も優遇しては企業に頭下げて、地域再生の方策企業を自ら創造しないのである。
そこに釘を刺しているのが合本主義である。一部の人に富が集中する仕組みではなく、
「みなでヒト、モノ、カネ、知恵を持ち寄って事業を行い、その成果をみなで分かち合
い、みなで豊かになる」という道筋を考えた。これが渋沢が唱える合本主義だった。元
々経済論理で言う紙幣価値や通貨は、信用価値で、ダイヤも金も食べられない。食糧も
衣服も水もあってこその合意である。つまり経済自体が人間と言う常識あってこその、
成立なのだ。
230:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/07 17:39:08.36 smgbsRJR/
１９０７年異変 この頃 １２５
この信用で保っていた日本の銀行に数値化主義の冷酷な契約理論を載せたのが竹中だ
。バカである。この合本資本主義（がっぽん資本主義）に似て非なる物が、共産主義で
あるし、計画経済やプライマリーバランスと言う考え方である。独裁化した指導層を崇
め、軍隊式の統合指令での工場経営をやってきて、収支決算での外から兵站物資を待つ
。そんなのは国家でも社会でもない。仮に収支のみの資源決算なら地図上にある日本の
大きさより大きな経済は生まれない。領土ｘ人口ｘ技術であれば、世界で最下位になり
経済はおぼつかない。それを見越して中国共産党は世界を荒らしまくっているのだから
。なんともやりきれない。今回タイやカンボジアに僅かな投資をし、鐡道を開通させた
。この中国にとってはわずかな資金だが、タイやカンボジアのＧＤＰの１０倍とされる
。かつてバタンバン港の改修工事で、１００年間の無償貸し出しである。いわゆる債務
の罠と呼ばれる物だ。ユダヤ論理の、人の欲望は便利さ快適さを一度味会えば、決して
放そうとしないだろう。例え戦いの火ぶたが切られても。と言われる。ここに資本主義
と合本主義の差がある。こうした改修工事や開通工事は、国の基本を成すインフラ事業
であり、決して反対していない。ところが資本主義は、資本家と労働者、つまり資本を
与える者とその資本で出来る便利を利用して者とを明確に分けて搾取して 成り立って
いる。ところが合本主義は、その資本と利用する者更に利潤を搾取されずに余得になる
ものの統一を叫ぶ。つまり自らの利便性を求める力で資金供給し、自らの国の工業力と
自らの地域の労働力と知恵でそれを行えとしてるのだ。ここで二つの特徴がでる。一つ
は地場産業育成と地場の労働力で、工事費は安価となる。通貨レートもあれば奉仕労働
もあり有難さもちがうのだ。二つ目はその為の独自仕様も出来る。此の独自仕様で日本
は大きく新幹線事業が遅れたが、それも又産業であり労働力であり経済なのだ。単に、
この金だけの勘定をするな。と言うのが合本主義である。日本の介護やＡＩで失業者や
労働力問題が出るが それらはみんな間違っている。税を安くしないから貧困なのである
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21/12/08 23:35:49.34 XBtjPX9li
１９０７年異変 この頃 １２６
税を安くしないから貧困なのだ。と言う意見に、とんでもないそれでは国際競争力を
、無くしてしまう。物価を高くして税金を高くしなければ、国際的に破綻する。という
方々がいる。それは単に西洋資本家のアジア蔑視の思想である。例えば、この度開通す
るラオス鉄道の線路に中国資本も中国企業も無かったら、ラオスは疲弊し、ＧＤＰは下
がったか。それはない。返ってラオスは活気になったろう。人や海外に委託しようとも
、自国でそれを行おうとも、政府事業なのである。仮に運用資金が少なくとも、例えば
、中国企業を入れないだけでも、相当に違う結果が得られる。元々が喰っていける食糧
に難のない国なら 特に負債がないまま発展できるのは当然である。中国人が街を闊歩
し中国人が便利になる為に投資しているのであって、返済は関係ないのだ。返って資本
を受け入れた事で経済に返済の縛りが出て来る。日本が投資したらそういう事も無かっ
たろう。これがロシアがやってきた、ぺリア鉄道時代の朝鮮半島の形態だったのだが、
韓国人は御気付きだろうか。中国人も帝政ロシアから借りてこうした開発をやろうとし
て投資した。このやり方を真似ているのである。香港返還時の時も橋や鉄道開通させて
、インフラの投資で政府を締め付け、利便性において送り込んだ秘密警察や便衣兵で、
騒ぐ市民デモに、強硬に抑え込み民主化阻止を行ったのである。これも全く同じやり方
であったのだ。もし、ラオス政府が、自らの事業として取り組み、この鉄道を完成させ
て行くなら、中国などあてにせず、それなりに人間を集め資材用の工場を作り一歩ずつ
進めていけば、それはそれなりの、国内産業育成と国内人財の派出を作り、雇用を産ん
でいって豊かな国になったであろう。たったそれだけ違いではあるが、これが 大きく
未来を変えていくのである。ここに各国の覚悟や試練や意思が試されている。今コロナ
の影響も、全く同じに、各国は試されてしまっている。
232:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 10:53:22.25 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １２７ 「論語と算盤」
私は、『日本の資本主義の精神』の系譜を考えています。江戸時代には、近江商人と
か江戸商人の「商家の家訓」が明確になっていたわけですが、それ以前、室町時代から
戦国の時代に、及ぶ日本中世期の商業と言うのは、当然ながら権力と結びついたもので
はあるものの、美意識があったし、博多商人の持っていた五島列島とか、堺港や舞鶴と
か小さいながら半ば西洋の自治都市に近い町が現出していた。そこでは、「千利休」の
様な国際的アジア商人まで現れていたわけで、それらの商人が、「茶の道」を作り出す
。日本の中世の商業と言うのは、かなり盛んになっていて、既に九州から来た、ヨモギ
の干し草から小屋掛けの土硝石を入れて国産の火薬さえ作っていた。江戸時代佐藤信渕
（のぶひろ）という人の著した『硝石製造弁』（1854年）にも製造法は書かれている。
その中世期の商人たちの記録があったのだが、ここ２０年程で小中学の図書室から、
忽然と廃棄された。理由は虫が付き汚いし子供の読まない本だから。と言う理由で更に
新刊書を買える予算が付いたから。と言う。本末転倒である。村が何百年も守って来た
記録が明治大正期にわざわざ本にして、個人では消失するからと預けて公的場所が勝手
に廃棄なんだから。全くモリカケ桜の公用地売り捌きと同じである。東北新幹線の水没
問題も同じなら 東京のマンション浸水も同じである。福岡の地下で死んだ室見川被害
が今でも同じに起こっている。まあそのあたりの資料から ぽつぽつと歴史を眺め直し
て行こうと思う。そもそも中世以前から商行為はあったわけで、奈良・平安時代から、
貴族や国司などの関係で 仏教伝来と共に商人は生まれ出ていたと言われている。細野
氏の歴史研究をよむと、農民と職能民と言う言い方をしているが、日本の社会は、農業
しか産業が無かったような印象を持つが、実際には商業や手工業など、多様な産業が実
は発達していた。海幸彦山幸彦の神話の時代から 魚や木の実の柿などの物々交換があ
って 貨幣経済とは別に売掛経済があったのである。
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21/12/16 10:53:58.28 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １２８ 「論語と算盤」
１５世紀前後と言うのは、ヨーロッパで農民戦争が起きて、その後に宗教戦争が起こ
る時代なのだが、経済行為は、世界共通して、強欲であり、倫理とはほど遠い行為と思
われていて、商業は宗教からは攻撃されていた。イエスを信じた教会でさえも金持ちは
神の国への道に行けるが、免罪符を貰っても、ラクダが針の穴を通るよりも難しい。と
触れ回り、天国は「貧しい人の為にある」と説いて行った。イエスの目は弱者に向けら
れているのだ。と司教は説きながら、高い値段で冥土の免罪符を売って、巨大な教会の
建設まで行った。宗教革命前と革命後の「富」に対する見方が転換したのは、経済行為
が大きくなり「倫理道徳」に替わる行為に由って、「信用」と言う、新たな概念が経済
行為にもたらされたことにある。その観点からすれば、「その富をなす根源は何か。」
といえば、 仁義道徳であったのだ。 「正しい道理」の富でなけれれば、その富は完全
に永続することができない。と言うのが、欧州で得た渋沢の精神と一致するものである
。アメリカ式経営と日本式経営の相違は何かと言うと、アメリカ式は「利益第一主義」
で日本式は「継続第一主義」だ。といえる。此処で得た欧州式は「ユダヤ直結式」で、
自由・解放・共済の夢の独裁法治主義だったのだ。議会政治において、国王の権力規制
に乗り出し、イギリスに「君臨すれども統治せず」と言わしめた程まで闘争は続いた。
この間現れたのが、共済の思想の貫徹の共産の独裁とその過程を理想とする法治国家の
姿の社会主義だった。この独裁法治の理想は、現実的には日本は先んじて徳川幕藩体制
において一歩先に無しえていたのである。経済行為に倫理・道徳を取り込んだと言うよ
り、経済の「心構え」として、また職人意識や美意識と広く解釈すれば、農業も漁業も
含めてあらゆる職種に「倫理の人意識」を求めたのは、西欧よりも随分と日本の方が早
い。
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21/12/16 11:08:01.91 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １２９ 「論語と算盤」
二宮尊徳や石田梅岩などの知識人階層と近江商人など、その人達の知識・思想の根源
は仏教にあった。開国時江戸時代は儒学も輸入されていて、明治時代には 渋沢や福沢
諭吉の様な思想家、教育者、経済人を随分と沢山産み出した。ともかく、日本式近代化
を支えた資本主義の精神は、ウェーバーが「プロテスタンティズの倫理と資本主義の、
『精神』」で概念構成で言っているのだが生活信仰を、幼児期から行っている時代で、
その環境が大いに貢献した。この「プロテスタンティズの倫理」と言うのは、かつての
カトリックが持っていた教会の司教を伝道者としてのピラミッド組織が宗教改革により
破壊されて出た「神霊信仰」や「福音信仰」と呼ばれる伝統慣習的、中央から離れた所
の諸教派の考え方だ。日本では新教とも呼ばれ，旧教たるカトリック教会と対比される
が教会の伝承ではなく、聖書の言葉を唯一の信仰のよりどころとする聖書言語主義だ。
他人の善行の功徳評価ではなく、個人の信仰心と神との対話によって義とされる行いで
、信仰の義認説で、信仰者は等しく祭司であるとする「万人祭司説」の立ち位置をとっ
ている。つまり万人を聖者に見立てる考えにおいて経済が成り立つ。と言う善性善人論
の中で考えた経済であったのだ。これらの欧州型をタイプⅠとすれば、アメリカナイズ
されて、強者や富者あるいは儲けた成功者は、そこに正義があると言う覇者の論理で、
創られた経済がある。これがタイプⅡの米国式だ。とすれば日本型はタイプⅢであろう
。日本式の資本主義精神は、欧州に近くしかし、仏教を基本としながらも神道信仰に根
があると言える。タイプⅠは極めて聖書原理主義に基づく集合体の共済共同体精神が強
く、更に利己的愛国主義に満ちていた。一神教の排他主義が色濃くあるのだ。つまり、
宗教的に多人種の混合はしない。その進化系としてタイプⅡは、特徴的白豪主義での「
救済」と証明を求める。勝利者あっても個人主義的で会社を興しても、個人の持ち物で
企業を転売してしまうことも、新しく作り変える事も、暴力的の資本流動も一般的であ
る。富を蓄ええたならば、一生は神に救済された「証し」で引退すると言うことも多い。
235:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 11:22:20.84 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３０ 「論語と算盤」
タイプⅢの日本式は極めて東洋的で、経済行為の精神は道徳的である中で「企業」を
とらえる。「家意識」で国家観はなくはないがタイプⅠよりは少ない。「稼業意識」が
アメリカ式と異なり、一代で富を為せば「救済」の証しと言う意味はなく、故郷に錦を
飾る事を特徴としてその名誉を基に進む事を強要される。「稼業を代々継ぐ点」に意義
を持ち、暖簾・仁義・道徳などの正しい道理で富を生み出し『完全に永続する』ことが
目的であり強要され、社会から指導されるある。それは企業経営自体が共同体意識なの
である。ここに、会社や企業体は、投資家資本家というものと枠外の育成者としている
。つまり、投資者や資本家も国家や政府と同じオブザーバー的位置付けとしての存在で
ある。貸付と譲渡が、同じものであり、税と借り受けも同じもので、返済が無くとも、
利子補給や利益分配は、単なる使用料金や家賃と言う様な捉え方である。アメリカ式の
近代資本主義の精神は強欲にも、契約された利子と株式の売買を認めた。ルネサンス時
のヴェニスの商人や、ヤーコブ・フッガーに代表される「欲深い商人精神」であるが、
日本人にはなくて、江戸時代に起った屋号の許認可は幕府ないし藩主の専権事項であり
『仁義道徳の正しい道理で富を生み出し』て神の救済の保証を得る。と言う事も共同体
における指導である。きわめて人間的生き方や地域奉仕が返済で、藩側も徳政令は頻繁
に起った。そこに『個人的な動機』が、米国と日本の、人流の違いの背景にある。幸い
、プロテスタントの合理的精神が、近代科学で特にワットの蒸気機関の発明を引き起こ
して米国も小さい大陸にしていたが、基本米国の資本主義には管理はなかったのだ。後
で産業革命、動力の革命が起きたところから、保険資本家の持つカルテットやトラスト
を禁止して行くが、それは日本の持つ万物礼賛のアニマ（魂）主義のエコロジック運動
が取り入れられての話だった。日本は、陶器輸出の包み紙の浮世絵でも、自然派画家を
登場させ、刀剣文化に戻った精神論は翻訳されてドフトエスキーを産んだり産業革命の
インダストリアルに、日本の勤勉さと言う要素が取り入れられたり、勿体ない精神が、
合理主義に置き換えられたり、知らない所で触発している国だった。
236:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 11:36:08.94 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３１ 「論語と算盤」
『PLよりBS思考になれ！』と言う話がある。ここで ＰＬというのは、「Profit and
Loss statementの略で、簡単にいうと売上と費用と利益である。まあ日本で言うならば
、「今の売上げ利益」とでもいう物だろう。次にＢＳとは、Balance Sheet の略であり
、要約すれば、企業の総資産（現金、土地、ソフトウェアなど）や借金のまとめのこと
で、財政状態を把握の為の純資産である「総資産」の事だ。つまり、竹中君の言うプラ
イマリーバランスの事で、資産が多ければ経営状態は良好で、反対に純資産が少ないと
経営はピンチという 投資家の持つ西洋式指標である。PLとBSの特徴は、PLは短期的で
フロー型、BSは、長期的でありストック型である。とされる。企業決算時に「増収増益
でした。」などと発表するニュースは、ここでいうＰＬと言う通過利益だ。ＰＬ思考は
、短絡的その場限りで、資産にならない。が投資家への還元利潤はこれによってもたら
されるので物言う株主と言う物が生まれる。対してＢＳは積み上がっていく資産という
もので、暖簾・信用・顧客シャアなどのＴＯＢでの経営者が変わっても 残るものだ。
日本人は元来このＢＳ思考に特異な民族で、災害の多き国の性分で、貯蓄型の積み上げ
資産の形成のみを、特別に各自は取り組んで生きて来た歴史を持つ。その為に特徴的な
米国にはない様な、先払いのＢＬの「前受制度」を持っていた。つまり、物は無いのに
先にお金を頂く或いは払うという制度である。これは米相場で送り米制度、つまりは、
先に次の種籾確保と言う「講」制度がある事で起こって来たものだ。現代には先物投信
に近い。まあ、その字の通りなのだが、分かりやすい例では、定期券発売などがある。
東京駅開業記念のSuicaが2014年に販売されたが、記念Suicaは、すごい人気で最終購入
申込は、約499万枚に上った。記念Suicaは1枚2,000円で約500万枚×2000円＝約100億で
ＰＬ思考だと「すごい売上！」となる。が、人は乗車していないのに2000円を払う前受
金だ。
237:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 11:36:47.22 LQgh2KnHQ
更にすごいのは2,000円のうち500円はデポジットで使えない。デポジットだけで
約500万枚×500円＝約25億円の非常に返済可能性の低い資金調達だ。これは、テレホン
カードにも起こったし、更にその前には、会員権積み立てとか、葬祭礼場の積み立てや
組合会員や名店カードなどがあったのだ。この前受け講は信用でしか成り立たない。
238:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 11:52:49.93 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３２ 「論語と算盤」
こうした前払い社会が、日本人の人の良さの姿で、何故こう言う事が出来たのか。が
それはこの論語で言う信用経済社会が整っていたから。と言う結果だ。つまり、誰もが
道徳や規律を守る者らであり、夜逃げ者をいとわない。と言う大前提国家であったのだ
。日本人的な、清潔主義空間の美的精神ワビサビ文化、或いは火薬から刀剣精神文化に
戻った精神論は、少しずつ理解されエコロジックブームを世界に起こしているが。日本
が、産業革命を起せなかった理由は、この寛容な精神と、命の尊さからで、全く革命が
無かった訳ではない。江戸期も明治期も大正期も日本人なりの革命期で進歩と調和に、
人々は頑張った。だからこそ識字率は高く品行方正で、今でも自動販売機は世界一だ。
、医療にも先行した高い保険費を払い国民皆保険である。此処に「にこにこ現金払い派
」または「しぶしぶクレジットカード派」の違いを見る。「支払い」は遅ければ遅い程
、現金を手元に持つ。現金が無い者は、クレジットカードで支払いをするべきという。
が実はここに アメリカの借り逃げの移民の正体がある。実は前受けや現金払いでは、
キャッシュと預り金で、クレジットのP/Lには登場しない。斬新なB/S思考なのである。
つまり、日本が戦後に復興を遂げ、いち早く繁栄した理由がここにある。先行投資に似
て 人にまだ来ていない使わない製品のローン様な掛け金を、日本人は進んで個人にも
会社にも国にも払い続けていた。それによって完成保証のしばりを持ち、先行した経済
流通が起こる。この利益は莫大だ。これは貯まってから金を払うローンでは、会社は建
たない。が、先行した組合員の供出では、先行して設計や原料調達も人員の給与も出来
ると言う極めて優秀な流通を産む。ただ個人側では その貸付相手の信用度は、かなり
に審美眼が必要だ。だからこそ家でも機械でも 知った所や調べた者しか、頼まなかっ
たし、頼まれた者は死さえ顧みず奔走する。家を建てるのにも４年や５年はゆうに耐え
て待って作っていたのだ。その為にも 会社継続や国家存続 家系や暖簾や看板がそこ
に第一義の要素として君臨していた。何を言いたいかと言えば、竹中や麻生の経済論は
この日本主義で培われた資産を、西洋主義の理論でただ食いした食い逃げ経済にした。
と言う事だ。
239:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 12:04:56.03 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３２ 「論語と算盤」
さて、これからの地球上の資本主義と言うのは、アメリカ式個人主義的経営が、変容
すると思うのですが、このP/L主体の利益主義から、株主優先主義から、B/S主体の企業
共同体の維持へと変貌するのではないか。と言われる。しかし、残念な事に利益率先の
誘導主義も、基本的な「集団維持」は率先されれば保守主義で、ここで詰まる事になる
。というのも地球そのものの、大きな視野に欠けるからだ。ブラジルのペルソナロが、
いまのＳＤＧ'Sもカーボンニュートラルも全く意味はない。という姿勢も、そもそもが
こんな事に議論するぐらい人類がバカなのだ。企業経営に係るプレーヤーは、増える事
でシャア拡大、つまり経済拡大を目論んで来たのが現経済の主体で、株主が全てではな
い。とは、とても言えなかったのだ。これはベネジェーラ経済も同じだ。西洋では株主
が企業の継続に関心を持たず、リスキーな存在で企業に収益を求めて、過度な投資と、
レバリッジと言う、科学やら計算に伴わないギャンブル経済を産んで来たし、現地政治
が軍人政治を興し利益の分配で成り立たせていたのである。投機先に株主は余得と資産
を増加させ、もはや持続経済などの考えは排除されて、歴史を行って来た。戦争を人が
死んで行く悲惨さ、などと捉えればそれは歴史に対する冒涜である。戦争は死をもって
論理破壊し、「過去からの意識も知識も継続しない事」に、一番の悲憤がある。つまり
平和の時には芽生え無かった「残虐な社会システム構築」と「過去の築いて来た智慧の
崩壊」の悲劇が悲しみの主因である。これが最な悲劇で、原爆の悲劇はビジュアル的に
は衝撃がある。だが東京空襲や都市空爆は、もっと悲惨な社会崩壊を意味してるのだ。
私の親も、その一人で平成でもそれを引きずって生きている現実がある。アメリカでの
産業の推移を眺めると、今なぜ、自動車産業などが日本に移ったかなど、考えさせられ
る問題が見えてくる。産業空洞化と言う現象は、国家を人間に例えるならば、日々楽し
て暮らす内にすっかり体力が劣り病室のベッドに寝込んで、資金と言う点滴を、政府か
ら受けてる状態である。此処に問題の核心がある。リーマンショックで良く見えた。
240:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:19:44.35 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３３ 「論語と算盤」
古典的な近代深主義時代つまり開国以降の封建的江戸の徳川支配の後を継いだ明治の
世界を第一世代の近代資本主義時代とすれば、戦後から今に至るまでは第二世代の近代
資本主義時代で、これから第三世代の近代資本主義時代に変化していく中にあると言え
る日本社会なのだが、それに対して企業は、江戸期の様により社会的責任が重くなり、
企業の継続することにおいて、その役割を発揮する姿と言う、先祖戻りの手法となるで
あろう。そもそもが企業は存続してこそ、雇用者責任を負う。それはリーマンショック
でも明らかになった事だ。言い換えると、企業が共同体の核になる社会が既に生まれて
いて社会奉仕の先頭たる使命は戦前と同じなのだ。それでも日常的な革新は続いて行き
常に社会情勢は環境と共に変化する。思想の自由を背景にした『起業家資本主義』社会
に、過去の伝統的職業が飲み込まれは廃れる運命にあったが、中共に見る様な、過去の
遺物たる『国家資本主義』と新世界創造の『起業家資本主義』との間の、どちらからも
追い込まれて、中間の資本主義が形成されて来た流れが、今否定された。第三次の近代
資本主義が抱える課題は、恐らく格差社会の押し出される貧民層群の対応だろう。これ
まで富裕層の拡大が来れば、中国式に網を入れる事を繰り返した歴史で膨張して来た。
が。そうした専制と民衆の自由への要求との繰り返しの闘争劇が、今後は経済拡大での
歴史は行えないだろう。世界的に、自然崩壊し、難民処理と食糧不足は、今後職能教育
のみでしか解決しない。つまり、①その国家内に暮す人の全ての暮らしの向上を図って
経済所得の格差縮小に取り組み、誰もが職業の入り口が得られることが最小限必要とな
るのである。自然環境を大切にする継続性問題。が出て来て、これらの処理が、今後の
未来に大きく左右する最重要課題となった。基本的にその企業活動が継続するために、
これまでは国家の安全や、危機に国民保護ができる大国の土壌が必要だった。しかし、
国民の土台産業と基礎教育がある事が、新たな「経済継続と人類の継続」の位置を占め
、合致させる事が最小限の経済原点になったのだ。
241:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:20:15.22 LQgh2KnHQ
いま世界の企業者たち
は、アメリカ式合理経営と、中国的暴利の経営の狭間に在る。しかし、精神的に日本の
信用式の経営を失いかけている中で、人間社会が日本式経営の原理主義に立ち返る事が
要求されだしたのだ。この気候変動時代においては、特に日本式の正しさが証明された
ので、大きな変化が起こるだろう。
242:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:33:54.50 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３４ 「論語と算盤」
今度のコロナ禍で解ったのは、各国の民族というか国の模様である。発生源となった
中国の相も変わず強固な知らんぷり宣言と抵抗は、世界が親ならば、叱られても反抗を
やめない子供と同じである。この共産の態度は解り切った態度ではあるが、通用しない
。コロナは国を超えこうして拡散し第二の被害が出た。やはり、南アフリカでの変異や
人口大国インドの増加から今だ終息の見込みはない。予見は不可能だったとは言えども
、こうなる境遇的地位は、ほとんどの知識人には頷ける展開ではあったろう。ここで、
ロシアや米国英国はいち早くワクチン指導し販売にこぎつけた。この先進国模様も又、
実際の原発や空母などの開発と、全く同じ精力的ものの順番である。ところが感染者数
や死亡者数は、波はあっても、総じて減らない。ここに、お国柄と言った顔が見え隠れ
する。更におかしいのは、米ソの同盟国は至って少ない。特に日本は今、非常に少ない
し、総じて累計死者数は、豪州・ニュージーランド・台湾などと共に少ないのだ。にも
かかわらず、経済疲弊は大きくＧＤＰ復興も非常に遅いのである。政府要人やエコノミ
ストは不満だが、当然な事で慎重で臆病な事で成功して来た日本である。５Ｇや或いは
マイクロソフトのＤＯＳでさえ、歴史を紐解けば日本が創って来た事が解る。ＬＳＩを
設計し、コンピューターをパソコンに替えヒットさせた。ＩＢＭの裏に或いはアップル
のハンドホンであるiPhoneの裏に日本の技術がかなりある。これが日本の姿である。隣
の韓国では、今も死者数は多い。そもそもが、録画録音や集積回路についても、一時期
は世界に技術輸出していたの国だから。当然かも知れないが、ダグラス・エンゲルバー
トがＧＵＩマウスを開発したが、実は先駆的なＧＵＩのインタフェース要素の開発は、
実質的にはライセンス提供したポインタは「バグ」があり、実際に製品化されたマウス
は、彼の特許とは異なる改良された日本式の機構を使用している。その後スクロールの
ポイント技術や赤外線技術でのプログラムが確立され一挙に花が開くのだが、これも又
日本活況時の往時の名残りの伝説である。しかし日本は大きく宣伝しないし特許に終始
しないのである。ここに日本式経済の公益主義が見え隠れしている。
243:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:34:25.55 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３５ 「論語と算盤」
ウィリアム・Ｊ・ポールは『良い資本主義と悪い資本主義』と言う下らない本をだし
たが、日本人は真面目に西洋のその分析を高く評価した。政府の市場介入の度合いで、
資本主義を分類したフランスのミシェル・アルベールに対し、彼は企業の形態に注目し
４つに分類した。政府が特定の産業を支援する国家資本主義と、少数の新興財閥に富が
集中する旧日本型の資本主義、重要な経済活動が大企業に集中する米国型資本主義と、
更に小さな革新的企業が重要な役割を担うロシアや欧州型起業家資本主義であるのだが
基本的にこれらの本の言う所の現実には、至っていない。経済成長の主因が、既存から
の労働や資本の増加率だけでなく、それらをいかに効率的に組み合わせるかの「市場の
力」であるとした意見には賛成だが、これは消費者の潜在的なニーズを先取りし、新た
なビジネスを生み出す起業家の力量に大きく依存する。と定義している。しかし、ここ
には、政府と国家と企業と富豪の存在のあやふやさや危険性は指摘されていない。ベン
チャーが生み出した製品やサービスを改善し、大量生産するためには、大企業の役割も
重要であると説き。持続的な経済成長には両者の適切な組み合わせが必要と彼は言う。
曰く、成熟した経済は、次々と新たなビジネスが生まれることで活性化する。そのため
には、起業家精神と、それを刺激し、発展させる市場が不可欠だが、日本や欧州には、
以下の要素が十分でない。と独断する。なんやその誤りは。と一人憤慨するが、彼の言
う所は、第１には、開業しやすく、事業を伸ばし易（やす）い社会インフラの整備が必
要と説く。事業や資産の登記手続きの容易さ、労働者の雇用や解雇などのルールの明確
さ、資金を起業家に流せる金融市場の効率性など、国家形態の解り易さである。第２に
、簡素な税制で、法人税や所得税より消費税や資産税へのシフトが必要と説いている。
つまり起業家は金持ちだから、彼らを自由にさせろ。と言うのだ。育成には望ましい形
として取り上げる。第３に、リスクを負う起業家への十分な報酬と、破産しても、やり
直し可能な倒産制度である。今のワクチンの国家補償みたいな入り口の整理だ。まああ
馬鹿だろと思って読んだが、なんとこれがマクロ経済学の教科書ともいえる。と絶賛だ
244:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:43:56.12 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３６ 「論語と算盤」
彼から見れば、日本の労働市場では大企業が優れた人材を抱え込みすぎている。と、
批判する。米国ならば、企業から十分に評価されなければ独立してベンチャーを立ち上
げる人や層が厚いが、日本では、長期雇用保障と年功昇進の檻（おり）にそうした人々
が閉じ込められ、起業の機会を失っているとの批判だ。銀行中心の金融市場も、リスク
キャピタルを十分に供給できない要因で、政府は中小企業を保護の対象としか見ておら
ずに、新規参入を規制で抑制し、特定の事業者や労働者に利益を得させることが「公平
」とみなされがちである。と批判してる。批判は尤もだが、実はそれは大きな誤解と、
間違いの視点である。およそ人は生きてる限り、山籠もりの仙人でも生活をしている。
この生活の保護に於いて、米国の個人主義の反省から、日本は国家の福利厚生の保護か
ら企業の良心の方を取ったのだ。いわば国家や天皇と言った中央集権を、権威のみに置
いて現場主導の現場主義に変えたのである。それは勿論ＧＨＱなどの軍国主義の反省も
あったが、それ以上に大和民族の善人主義を信用し採用したのである。諸外国に於いて
秘密結社や暗殺団や諜報員或いは秘密警察などが残る。日本も特高警察や海外への存置
諜報者を置いて終戦を迎え、太平洋戦争はまだまだ第一幕だと言わんばかりの処置での
終戦を迎えた。日本人の多くも、帰還できず、その三度目の招集令状でマニラで終戦を
迎えた人もいる。ところが、大本営が解体され、統率の天皇が、意思表示し、反映され
、今の平和憲法が現れた。つまり、もう武力闘争は止めた。日本国民は、共産主義も、
自由主義もない所の民族で、生きようじゃないか。世界を信頼して。と言う詔（みこと
のり）を発したのである。ここに武力を捨てた 共存共栄を新たに目指そうという合意
が国民に出来た。なぜ主義を捨て武力も捨てたのか。実は敗戦でも幸せに生きればいい
じゃないか。弱くとも。と言う呼びかけで、あったのだ。此処では軍票経済すら捨てて
いる。ところがこの敗戦後でも白豪主義は収まらずマレーシアをオランダがインド支那
をフランスが、フィリピンをアメリカが植民地として占領していくのである。
245:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/16 17:49:43.15 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３７ 「論語と算盤」
ここで天皇が言った呼びかけは、極めて優れていて、日本の言う幸せと海外の幸せの
違いが浮き彫りにされていた。ウィリアム・Ｊ・ポールは、世界各国の経済成長率を、
資本や労働など、主要な経済指標で説明する章から始まる。その上で、こうしたマクロ
分析だけでは、各国の成長格差を十分に説明できないという反省から出発し「起業家」
の視点から経済成長力を説明しようとしている。いわばミクロの企業経営と組み合わせ
た、新しい視点からのマクロ経済学の教科書と言われる。だがその指標そのものが全く
国力には応じていても、国民の幸せには直結していない数値なのである。つまりエデン
の園を追い出された人類が、新たに桃源郷の楽園を創る目標にはならないのでいるのだ
。旧約聖書「創世記」に出てくるストーリーは、アダムの創造後の楽園の、実のなる園
があり、その後にイブが創造され、アダムが作られた時にはエデンの園の外には野の木
も草も生えていなかった。そこでアダムはエデンの園に置かれるが、そこには中央には
生命の木と知恵の木と呼ばれる２本の木があり、他の食用に適した実は食べてはいいが
、善悪の知識の実だけは食べてはならないとする掟があり、蛇がイブに善悪の知識の木
の実(＝りんご)を食べるようそそのかし、やがては神の命令で追い出された。というの
がおおよその筋書きである。ところが、西洋社会は、今もそのエデンの園を追い求めて
今も戦争している。この姿は、滑稽そのものである。知恵の実、即ち科学で善悪を知れ
ば知る程、時のエデンの園が如何に素晴らしかった世界であるか。を知ったとしても、
既にそこは門戸は塞がれている。と言う世界なのである。これは世界の実情なのである
。いち早く日本はそれを気付き、既に、もうそうした知恵の実に翻弄されない。科学で
この不毛の地でも新たに、喜びの園を築く。と天皇は宣言されたのだったのだ。この、
逆転の発想は、なかなか海外に理解されない。しかし、日本人が持つ美的感覚の築いた
、アニメの言葉や、食べる美食価値、和を以て尊しとする謙譲の心、自然や命の育みへ
の感謝などあらゆる 日本の文化が、今や輸出されている。
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21/12/16 18:03:18.73 LQgh2KnHQ
１９０７年異変 この頃 １３８ 「論語と算盤」
今更ながら 戦争を振り返っても仕方ないが、世の中には大アジア構想、つまりは、
アジア人のアジアを掲げた日本が、大東亜会議や大東亜共栄圏構想や五属共和を軍部が
逃げ口上に作ったスローガンと批判する輩がいて、そうした論をぶつけると、途端に、
戦争美化する悪党の如く言う者がいる。だが、基本的にそれは戦前戦後の歴史を知らな
い無知蒙昧の徒である。戦前に日本以外に植民地になってないのは、ジャグルの中での
見つからなかったタイのみで、タイには近代の日本の様な統制国家では無く、仏教徒の
托鉢国家だったからで、ブータンやチベットに来たドイツの見た光景と同じだっただけ
の話で、コモディティ集落での、国家意識や境界意識が、そこには無かったのである。
従って抵抗も無く終戦にあった。こうした国を除いて、およそ発展的中央国家群の中で
日本のみが残されていた 最後の植民地抵抗国家だったのだ。この事実は隠し様の無い
事である。先に言った様に、日本では世界大戦が終了したが、東南アジアは終わらなか
った。この敗戦後でも、白豪主義は収まらずに、マレーシアをオランダが支配し独立軍
と戦い、インド支那（今のベトナム・ラオス）をフランスが独立を認めなかった。フィ
リピンでも、アメリカが植民地支配を続け、占領し、大英帝国もインドを手放さなかっ
たのである。こうした植民地政策は、アメリカ国内の黒人差別と連動した行為だった。
私の知る限り、ビートルズが来日し、日本が万博に歓喜の声を挙げて、田中角栄を裁判
でとっちめている中でも、ベトナム戦争は続けられ、各地の大国の奴隷化闘争劇の紛争
は止む事はなかったし、日本車叩きの輸出が多いと文句をつけられた中曽根時代の衛星
放送元年でも、米国の日本人駐在員は、黒人のベンチでは黒人に暴力を振るわれ、白人
の便所では銃で狙撃されている。こうして黒人のバスにも白人のバスにも言いがかりを
付けられたら 乗車拒否される環境だったのだ。
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21/12/17 15:25:09.86 QUDGxA/gZ
１９０７年異変 この頃 １３９ 「世界の基盤」
この碑文に日本語がない奇妙さには、ちょっと背筋が凍るの思いである。正体不明の
このモニュメントは、ジョージア・ガイドストーンと呼ばれ「人類は５億人以下を維持
する」とも書かれている。これは、又戦争や紛争を否定し、愛を叫びながらも奇異な事
である。碑文の誓いは、６Ｇ標記で実はメイソンリーつまり、秘密結社フリーメイソン
のギルドサインとされる『Ｇ』である。究極の道理や摂理を表す三角形やコンパスなど
を紋章に、三角形は直角定規、コンパスは円の図形魔法を表し、この２つの結合での、
ダビデの星の財宝を意味する。その中央に『Ｇ』の文字で、至高の存在である神のＧか
ら（GOD）、幾何学（geometry）、栄光（glory）、寛容（grandeur）、そして霊知の、
（Gnosis）の命の意味が込められていると言われる。これらが、陰陽と同じく、天と地
、男と女など、二元性の世界の融合をあらわす中にある。では、R.C.クリスチャンとい
う人物が製造の依頼主という碑文の内容はどう書いているのか。日本語はないので翻訳
とはなるが、①大自然と永遠に共存し、人類は５億人以下を維持する。②健康と多様性
の改善、再生を賢明に導く。③新しい生きた言葉で人類を団結させる。④熱情・信仰・
伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する。⑤公正な法律と正義の法廷で、人々と
国家を保護する。⑥外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を 内部から
規定する。⑦狭量な法律や無駄な役人を廃す。⑧社会的義務と個人的権利の平衡をとる
。⑨無限の調和を求める真・美・愛を賛える。⑩地球の癌にならない自然の為の余地を
残すこと - 自然の為の余地を残すこと。が書かれていると言う。・・まるで世界宗教
の祈りの声みたいなものだ。しかし、不思議な事に、この内容は、明確に日本人の持つ
心根ではないか。明確に世界法廷をつくり、社会的義務と個人的権利の平衡を保つ事を
行使する権限をもって、理性による統制を謳っているのである。そしてその理性と言う
ものが、地球の癌にならない自然の為のものであるべきで、多様性の尊厳から人口抑制
をも起こす。と示唆し明言してる。と言う奇妙なものだ。
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21/12/17 16:19:13.49 QUDGxA/gZ
１９０７年異変 この頃 １３９ 「世界の基盤」
つまり ①は自然との共存共栄社会 ②③は、多様性を認めた人類の団結を望んでいる
。④⑤⑥は、信仰と理性での統制を求め、世界法廷という正義で国家国民を保護する。
という未来を望んでいる。その上で⑦⑧狭量な法律や無駄な役人を廃して、個人の権利
を認めながら社会的義務として、調和を求め真・美・愛を賛え、自然界の癌化しない様
に努めようと言っている。2021年の世界人口は約78億人だ。一部のエリート以外には、
新世界で人類が存在する意味はなくなっている。それとも５億人が管理しやすい人口な
のか。そこに明確な答えはない。ジョージア・ガイドストーンは1979年に、米国ジョー
ジア州に建立された謎の石碑だ。既にアメリカでは日本の自動車輸出が叩かれ出してい
る。１９８０年にはアメリカのセント・ヘレンズ山が大噴火を起こし山体が崩壊した。
同じ５月にＪＯＣ総会の採決で、日本も西側の一員としてモスクワオリンピック不参加
を決定し追随した。ベネチアで第６回先進国首脳会議開催されたのだが、開催10日前に
大平正芳総理大臣が史上初の衆参同日選挙の選挙戦の最中に倒れ急死した。大来佐武郎
外務大臣が大平の代理として首脳会議に出席している。大来佐は洞察力がすぐれた官僚
出の政治家で、経済安定本部 (現経済企画庁) で、第2～5回の『経済白書』を執筆し、
60年には、池田内閣のもとで「国民所得倍増計画」を作成した猛者である。52年の国連
アジア極東経済委員会の職員としてバンコクに赴任し63年退官後、翌年に日本経済研究
センターの初代理事長に就任してる。池田内閣時に、これからは東南アジアにおける、
日本の印象が日本の未来を決める。と直感的に悟っている。そんな平和外交を願う中で
も、白豪主義の元、ジスカールデスタン仏大統領が中性子爆弾の実験に成功と発表して
いる。知っての通り、ベトナムの宗主国でイギリスの盟邦国である。庶民的には、ポー
ランド民主化運動が出来連帯が結成されたが、彼の歌に反対する者からジョン・レノン
銃殺事件が起こった。そして日本でも山口百恵芸能界引退と言うエポックが生まれた。
日本が自動車生産台数が世界第１位になる中で、胡耀邦が文化大革命を全面否定して、
日本に中国からの資金要請がなされている。
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21/12/17 18:09:09.18 /E7DerQLv
１９０７年異変 この頃 １４１ 「世界の基盤」
いわゆる、このＱアノン活動で、仮定されている陰謀論の秘密結社は、一般的にＤＳ
（ディープ・ステート）と呼ばれるのは、エスタブリッシュメントの豪遊クラブである
。（Establishment）とは、 「社会的に確立した体制・制度」を代表する「支配階級」
を指す言葉だ。政治学では、政治を「エスタブリッシュメント間の抗争」と捉えること
もある。（deep state、影の政府）やカバール（陰謀団）と呼ばれた、陰謀論の信奉者
は、当初はロシア政府の支援を受けたソーシャルメディア上の荒らしアカウントやロシ
アの国営メディア（ロシア・トゥデイやスプートニクなど）によって拡散された。しか
し、米国の大富豪ジェフリー・エプスタインが逮捕され、人身売買が行われていた島の
「エプスタイン島」の所有者で、その内情が、クリントン家が黒魔術の教祖家で、悪魔
教崇拝の儀式に使われ、バイデンの息子ハンターバイデンのＡＶ映像と言った現実が、
出回るにつれ、それが架空の陰謀論ではない事が証明されて行く。エスタブリッシュメ
ント間の抗争は南北戦争時代からあった。とされる。カーター政権で国家安全保障問題
担当大統領補佐官を務めたブレジンスキーは、著書のなかで「WASP（ワスプ、"WASPs"
ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタントの略称）の没落のあとに、アメリカ社
会で、支配的エリートになったのはユダヤ社会である。」と述べている。いわばアノン
とは、アメリカで起った反ユダヤ主義であった。コンピューターネット社会が出来ると
アノニマス（集団）というインターネット上のハクティビズム（積極行動主義）活動家
が緩やかにつながりをもった国際的連携で産まれた。その中で連携の持つ先行技術者の
集団をアノン（アノニマスの指導層）は、国際的働きかけや運動をする人として呼ばれ
、その後「Ｑ（鍵）」を持つ 抗議行動・DDoS攻撃・クラッキングを用いてのハクティ
ビズムに基づく政治を行う集団若しくは、自称者が現れた。ハンドルネーム「Ｑ」や、
政府の機密開示できる「Ｑコード」を持つ者として呼ばれ、その後日本での信奉者を、
Ｊアノンと呼んだ。が、それが今や反日反主流反中の、Ｃアノン「センターチャイナ倶
楽部」が合流して 北京五輪反対を何故か九州博多で 声を挙げているのである
250:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
21/12/17 18:23:00.44 /E7DerQLv
１９０７年異変 この頃 １４１ 「世界の基盤」
法輪功系マス・メディアの看中国は、2020年11月29日に東京の日比谷公園で行われた
「トランプ米大統領再選支持デモ」は、日本沖縄政策研究フォーラム、統一日報、新中
国連邦、大韓民国自由民主主義を守る在日協議会（韓自協）など、約30の団体と1000人
以上の参加者があったと報じていた。デモは北海道から沖縄まで全国各地から参加者が
集まり、さらには中国人、韓国人、ポーランド人の参加もあった。とも報じているのだ
。先のトランプ信奉のデモの実行委員長は、トランプと反トランプの戦いは「善と悪の
戦い」である。と演説して人気を博した。デモに参加した仲村覚は看中国のインタビュ
ーに対して「もしバイデンが本当に勝ったんでしたら、おそらく日本は沖縄が中国に乗
っ取られてしまう。という強い危機感を持って参加した。問題はアメリカもそうですし
、日本も、事実上中国の統一戦線工作の革命ツールとして利用されている。もはや、乗
っ取られてしまっている。ということに日本全体が、気が付いていない人が多い。と思
います。」と答えている。日本の右派系メディアの文化人放送局は、このデモを好意的
に報じたがそう時間は割いて報道していない。また、日米を中心に、旧満州国の継承を
自称して現在も活動する満洲国政府もジョー・バイデンの当選を認めていないという。
2020年01月17日に福岡市内で行われた「トランプ米大統領支持デモ」で、開始前集会
で参加者の男性が「ディープ・ステートは、ロスチャイルドやロックフェラーデ、中国
共産党と気脈が通じて結託しており、ＧＡＦＡを丸め込んでバイデンを支持しているの
は明らかだ。」と言う趣旨のスピーチをする。デモ隊の中に「ピザゲート事件」に関す
るプラカードを掲げたり、「トランプの票を盗むな！」、「トランプは、法と秩序を守
る善の大統領だ！」などの掛け声が、デモ隊から上がり。巨大なトランプ神輿を担ぐ者
がいたりした。マスクをつけずに旭日旗を持ち、チベット旗、東トルキスタン（ウイグ
ル）旗、南モンゴル旗、満州旗と「人権・信仰」と書かれた文字がプリントされた腕章
を付けた男性もいた。台湾旗など多様な顔ぶれが参加し人権問題の国際的救援が、殊更
、日本で加熱した状況のようだ。
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21/12/18 18:51:42.17 l+7kyIZQC
１９０７年異変 この頃 １４２ 「世界の基盤」
聖書的には「最後の審判」、スピリチュアル的には「アセンション」で人類が選別さ
れるという手はずになっている。と言う妄想者がいる。終末の日を待たずとも、実は、
その選別はすでにはじまっているという主張のそれが大選別（The Great Culling）だ。
と言う。よく見ると 中国から逃げて来た民に多い。なんだ支那人か。と安心もできな
い。まさにＮＷＯ（新世界秩序）、世界統一政府の実現が暗に示されているともいえま
す。なんて 危機を煽っているからだ。そしてこの“理念”がアジェンダ21に反映され
ており、この“理念＝ガイドライン”を2030年まで実現することが世界のエリート層の
間で2015年に決まった。ということです。・・・と平気な顔でいう。この馬鹿さには、
ちょっと追（つ）いていけない。そもそもが、国連成立も日本がやった事で、アジェン
ダの「持続可能な世界の構築」は、世界への祈りを作ろう。と世界宗教会議を開いた事
が発端だ。これはイランにまだパーレビ国王がいた頃だから１９６５年頃であったろう
。私設仏僧の原田氏が、アラビア石油の社長と共に世界を渡り歩いた末の結果である。
しかし、原田氏が死去しても、同胞だった作家の五井昌久が、宗教指導者として悩める
多くの人々の為に新興宗教を創って後を継いだ。「真理の普及と、祈りによって平和な
世界の創設」を目指し、祈りによる世界平和運動を提唱する。また各界の指導的立場の
人々と親しく意見を交わす五井会を主宰した。昭和２４年に神我一体を経験し覚者とな
ったと自称し1955年（昭和30年）白光真宏会を主宰して、祈りによる世界平和運動を唱
えた。個人人類同時成道を説き、その後の世界宗教者会議を知り1970年（昭和45年）に
京都における世界宗教者会議に日本の代表の一人として出席している。この「世界人類
が平和でありますように。」は、神界において、神と五井が約束した「世界平和の祈り
」の冒頭の一節だとされる。この神道理念こそ、実は縄文以前の、言葉の無い時代から
の信仰で、八百神（やおろずのかみ）の信仰宗教なのだ。この八百屋と言う名称でも、
日本は自然現象を恩恵と捉えていて、それがやっと今国際的認知に至ったのである。
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21/12/19 15:19:09.89 j0cLt5jL+
１９０７年異変 この頃 １４３ 「合理主義が作る陰謀論」
オーストリア出身のイギリスの有名な哲学者、カール・ポパー（１９０２～９４）が
、「陰謀論（ｃｏｎｓｐｉｒａｃｙ ｔｈｅｏｒｙ）」という言葉を、尤も初期に使っ
た一人でもある。とされている。著書によれば、陰謀論は、世俗化によって失われた神
の意思を「陰謀」によって埋めるものだ。と説く。容易に呑み込めない出来事に原因や
意味を求めるとき、人にそれを説明してくれるのは、かつては「神の意志」だった。と
する。その中で世俗化は、社会の近代化とともに 宗教の影響力が衰退していくことを
意味する。それに伴って、神は世俗的事象の説明概念としては不適当となったいった。
しかし、代わってその座についたのが、何か強力な人間による計画、つまり陰謀、とい
うことで人は納得する。現在も流通する、ユダヤ人、フリーメーソン、イルミナティを
主役とする陰謀論では、そのような近代への移行期のフランス革命前後のヨーロッパの
中で成長した。それらは、近代化の過程で、宗教的・社会的秩序を崩壊させるための、
邪悪な陰謀集団の計画である、と創造し主張したのである。ルターの宗教改革で、人は
信仰を捨てた訳ではなく、新たな科学と言う事象の説明の理解で、神以外の信仰を持っ
た。しかし、教育によって理解の出来る層と、それに理解のない庶民とに差があったの
である。ポパーは、陰謀論を多くの「合理主義者」が抱く妄想理論である、とも言う。
合理主義とは、世界は理性的にできていて、理性的に解き明かせる。という考え方だが
、これは、出来事には明確な因果関係があり、人間の理性はそれをコントロールできる
、という信念で解を求める。しかし、実際の社会では、常に意図しない結果に満ち、私
たちの目的を持って行動する事が打ち砕かれる。たいていは望んで結果を手に入れてし
まい、後悔と疑念に満ちる。陰謀論は「誰がそれを望んだのか？」と問うが、事実上の
すべてを説明できると想定した合理主義者は、現実を理解する理論として「陰謀論」が
ある。
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21/12/19 15:21:25.95 j0cLt5jL+
１９０７年異変 この頃 １４５ 「合理主義が作る陰謀論」
世界に意味はないと考えるよりは、意味があると考える方が、人は生きる望みがある
。特に「なぜ、こんなことが」と思う出来事や状況に直面し、「意味などないが、そう
なんだから仕方ない。」と受け入れるのは難しいものだ。なぜ？こうなるんだ。という
疑問の答えが欲しいし、答えが無いと自分の価値すらも削がれてしまう。「こんな風な
出来事が起きたのは、世の中がこうなっているのは、明確な原因や意味がある筈だ。」
と理解したい要求がそこにある。つまり、私たちは世界を自分の認知可能なコントロー
ル下に置きたいのである。多くの心理学的研究でも、自分自身や環境に対してのコント
ロール要求の不満が陰謀論的信念を増大させるとされている。ある調査では、疎外感、
無力感、敵意、不当に不利益を被っているという感情は、ほぼ陰謀論的信念の成長と、
正の相関があった。とされる。人は陰謀を信じることで世界が混沌としていると考えて
済んでしまう。なぜ自分の人生をコントロールする力がないのかを理解する理由になる
のである。とその調査は示唆している。フランス革命期の、陰謀論ではまさに、「旧来
の秩序の変化を認められない人びと。理解が出来ない庶民」が、現実を陰謀の仕業（し
わざ）として解釈し、自己の価値観を正当化する営みがモアアンドモア(More&More）」
に続く重要な行動となった。「More and more people（ますます多くの人々）」をひと
つにした塊がここにあったのである。自分にとって受け入れがたい物事に対して、それ
がなぜそうあるのかを、自分が受け入れやすい形で合理化する。・・・そうした意味で
、陰謀論は秩序の回復の試みであり、自己のコントロール感や不安を解消する。という
。簡潔に救いや癒やしの方便とも言ってもいい。と説かれれる。それは既存の世界観を
脅かすような出来事の意味を理解するための、ある種の宗教的機能を果たしている。と
も言われているのである。
254:番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
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１９０７年異変 この頃 １４６ 「合理主義が語る陰謀論」
しかし、注目を集めたトランプ前大統領とＱアノンの行動はこれに値するかは、又も
違ってくる。Ｑアノンに関する動画が掲載されたサイトには、最近にわかに陰謀論とは
違った現実の映像によって注目を集めている。その大きな原因はトランプ前米大統領と
Ｑアノンにかかわる騒動の基本的不満の真実が埋め込まれている。そもそも陰謀論には
初期の学術的研究が幾つかに分かれて存在していた。１９５０～６０年代のアメリカに
は、共産主義陰謀論の隆盛が背景にあった時期もある。さらに２００１年アメリカ同時
多発テロ事件（９・１１テロ）や、０８年大統領選挙の際のバラク・オバマの出生には
多くの疑念から、幾多の陰謀論の蔓延（まんえん）が見られたが、現実的にその解明に
よる救済策には至っていない。例えばそのテロリストの行動に加担しただろう手引き者
の捜査や、他のビルに影響のない倒壊など、数々の不合理に合理的説明の解決はなされ
ていないので、そのまま近年の陰謀論研究の批判を加速させた形に終わっている。この
「９・１１テロの発生には米連邦政府が関与している。」という陰謀論の支持者の言明
は、「真実(truth)｣に｢人｣を表す接尾辞 ｢er｣を付けて｢真実の徒（truther）｣と呼ばれ
る。米シンクタンクの米国エンタープライズ公共政策研究所の調査機関の米国生活調査
センターと、同じ米シンクタンクのアメリカ進歩センターが 合同で20年09月に行った
調査は､「ブッシュ政権はイラク戦争を始めるため９・１１テロを故意に見逃した。｣の
意見が17%､どちらとも言えないが32%だった｡「オバマ大統領は米国生まれではないので
大統領になる資格がない。」と主張する人々も、同じように「誕生(birth)」に ｢er｣を
付けて｢不居権利民(birther）｣と呼ばれるが、１１年に出生証明書の原本コピーが公開
されているにも関わらず、同調査では１５％が支持しているのである。同調査では、Ｑ
アノンが主張する「ディープステート（覆面政府）がトランプ政権弱体化のために活動
している」との主張への支持は２９％、「新型コロナは中国政府の生物兵器である」と
の主張は２２％となっている。