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若者が「生活保護」から抜け出すために働いて「負のループ」に 「見えないホームレス」から脱するには
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「若い人で、生活保護から抜け出そうと日雇いやスキマバイトをした結果、逆に生活が不安定になり、家賃滞納などにつながってしまうケースが多くあります」と話すのは、生活困窮者たちからの相談を数多く受けるNPO法人トイミッケの佐々木大志郎代表だ。
例えば、東京23区東部に住む小野一平さん(仮名=27歳)のケース。
服飾関係の専門学校を出た後、いわゆるブラック企業に入ってしまい、24歳の時に退職に追い込まれた。もともと体力に自信がなかったが、激務や上司の叱責に耐えきれず、メンタルを病んだ。
家庭の事情で、親は頼れない。貯金が尽きかけた約1年半後に、生活保護を受けることにした。保護費は月に12万円ほどだった。
■8万円を稼いで申告したが…
だが、昨春から体調が良くなってきたこともあり、スマホで探せる日雇いのアルバイトを始めてみた。初月は8万円の収入を得たという。
この収入を役所に申告したところ、翌月の保護費から、控除はあったものの、約6万円が減らされた。
「総収入としては減ってはいないので、その時はまずい事態になるとは思っていませんでした」と振り返る小野さん。だが、がんばって収入を得ながら安定した仕事を探し、生活保護から抜け出す、という流れにはならなかった。