24/11/16 10:18:47.21 GMy9PJnbM●.net BE:237216734-2BP(2000)
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・「報怨以徳(受けた怨みに対して、恩徳を持って接して恩恵を与えること)」演説の要旨
『我々の抗戦は、今日勝利を得た。正義は強権に勝つという事の最後の証明をここに得た。
我々に加えられた残虐と凌辱は、筆舌に尽くし難いものであった。しかしこれを人類史上最後の戦争とする事が出来るならば、その残虐と凌辱に対する代償の大小、収穫の遅速等を比較する考えはない。この戦争の終結は、人類の互諒互敬的精神を発揚し、相互信頼の関係を樹立するべきものである。
我々は『旧悪を念わず』及び『人に善を為す)』が、我が民族の至高至貴の伝統的徳性であることを知らなくてはならない。我々はこれまで一貫して、敵は日本軍閥であり日本人民を敵とはしないと声明してきた。
我々は、敵国の無辜の人民に汚辱を加えてはならない。(中略)銘記すべき事は、暴行を以って暴行に報い、侮辱を以って彼等の過った優越感に応えようとするならば、憎しみが憎しみに報い合う事となり、争いは永遠に留まる事が無いという事である。それは、我々の仁義の戦いが目指すところでは、決してないのである。』
戦後の復員・引揚げを推し進めた「引揚援護庁」の「援護の記録」によれば、「華北、華中、華南、台湾の日本人250万人軍民の引揚げは、わずか1年数ヶ月をもって極めて円滑に完了し、この地区における人員の損喪率は5%に過ぎなかった」としています。これは、以徳報怨演説の精神が中国軍および政府の上層部に全面的に徹底されたことによります。しかも、二百数十万人の日本軍捕虜と民間人を中国船で日本に送り返すことを決定し実行したのです。
大きな迷惑をかけた当時の中国国民政府はこのような寛大な対応をしてくれたのです。また、ドイツの戦後の復員・引揚げ途上における死者が300万人といわれていますので、当時の中国の温情が日本の復員・引揚げと戦後復興にどれだけ貢献したか、おわかり戴けると思います。
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