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この時の安男の負担はどれだけのものだったのか。清太郎からのメッセージを見れば、想像することができるかもしれない。
以下は、いずれも清太郎が安男に送ったものである。
清太郎〈お父さん何時に帰ってくるの。不安だ、不安だ、不安、不安、不安、不安、不安、不安だ、不安だ。不安、不安、不安だ、不安、不安。〉
清太郎〈体調が悪いよ。不安だよ。また叫びそうだよ、疲れが取れないよ、不安だよ、疲れているよ。つらいよ。つらいよ、つらいよ。〉
清太郎〈不安だ、不安だ、不安だ、不安だ、不安だよ。体中がかゆいよ。この暑さで余計にかゆいよ。かゆいよ。かゆいよ。今から皮膚科に行くって。
薬が間違っているよ。タリオンは一回一錠じゃなくて一回二錠だよ。〉
一日に何度もこういうメッセージが送られてきて、アパートでは一対一で丁寧に対応しなければならない。その苦労は想像を絶する。安男が精神を病むのは必然だろう。
40歳を迎える春、清太郎の精神状態をさらに悪化させる出来事が起こる。ほとんど唯一の外部の理解者だった地域活動支援センターの担当の女性が定年退職したのだ。
清太郎は、理解者を失った混乱からか、アパートで安男に対して暴力をふるった。これまで母親に手を上げることはあっても、安男にだけはしなかった。
安男にしてみれば、ついに来る時が来てしまったという気持ちだったかもしれない。
さらに清太郎は長女一家にまで敵意を向けるようになる。7月の初め、長女の子供たちの誕生会に呼ばれた清太郎が、
突然長女一家への殺意をほのめかすようになったのだ。幸せな家庭を目の当たりにし、逆恨みをしたようだ。
「なんであんなに幸せなのかな。みんなぶっ殺してやりたくなってくる!」