21/05/22 20:11:21.06 2SJiwSvsa.net BE:597533159-2BP(1000)
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安男はそんな様子を目にしてこう思った。
―このままだと、長女一家に危害が及ぶか、妻が耐え切れなくなって自殺するかするだ。
そうなる前に、自分が食い止めなければ。
冷静に考えれば、他にいくつも方法はあったはずだ。
だが、安男は精神的に追い込まれ、理論的に物事を考えられなくなっていた。そして自らの手で、清太郎を殺して妻子を守るしかないと決意する。
この晩、清太郎は実家の2階で睡眠薬を飲んで眠っていた。
安男は、眠りがもっとも深くなる深夜3時過ぎ、電気ポットのコードを手にして2階に上がり、眠っている清太郎の首に巻き付けてしめ上げた。
清太郎は一度上半身を起こしたものの、やがて布団に倒れ込み、息をしなくなった。
安男はそんな息子の顔をじっと見つめた後、決意したように1階へ下りていき、寝ていた妻に「大丈夫だよ。安心しなさい」と言い残し、警察署へと自首しに行った。