21/05/11 22:58:01.27 +HvCG7ID0.net
池江璃花子
いつも応援ありがとうございます。
先日のTwitter投稿後、様々なご意見をいただきました。
応援してくださるものもあれば、厳しいご指摘もありました。
それら全てのご意見に対して、感謝を申し上げます。
正直に言いますと、東京五輪に出たい、おそらく一生に一度であろう母国での五輪で全力を出してみたい、という気持ちはあります。本来ならば間に合わなかったはずが、間に合うことができた、この機会を絶対に逃したくない、という気持ちは、とても強くあります。
ただ、それはやはり、私一人のエゴイズムにすぎません。
世界中がコロナ禍に直面している今、そのような自分のエゴを押し通すことが、国民の代表として正しいことなのかと問われれば、そうだとはとても言えません。
大会の開催そのものについては、一選手である私には左右することはできませんし、繰り返しになりますがやはり「出たい」という気持ちは捨てられません。また、どのような状況であっても、決まったことは受け入れ、全力を尽くすこと、それがアスリートとしての本分だとも思っています。
ですが、それと同時に、応援してくださっている方だけでなく、そうでない方の思いも汲み取り、寄り添っていくこと、それもまた国民の代表として選ばれた選手としての務めだとも思っています。
では、それで自分はどうするのか。
というところで思考がぐるぐると回り、答えが出せていない……というのが、偽りの無い今の心境です。
ただ、アスリートとして、国民の代表として、一人の人間として、これについて考えることから逃げてはいけない、ということだけは分かっています。
この状況において、自分はどう思うのか、どうしたいのか、そしてどうするのか。
まだ答えは出ていませんし、(開催の是非も含めて)目前に迫った五輪までに答えがだせるかどうかも分かりませんが、競技に全力を尽くすのと同じように、全力で考えていこうと思います。
あらためまして、厳しく、そして暖かい言葉をいただきました全ての皆様に感謝致します。
この先どのような答えが出るのかは分かりませんが、同じように厳しくも暖かい目で見守っていただけましたら幸いです。