21/05/03 22:16:43.20 pMerQARI0●.net BE:314039747-2BP(2000)
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自民の改憲案が通ると、いったい何がどうなるの?
https://のーと.com/horishinb/n/n9b091cbefbb3
■コロナ危機に乗じて改憲案を持ち出したがる自民の政治家
ひとつ前の記事では「今の憲法ではコロナ対策のための私権制限ができないから、改憲しなければ」という主張がデタラメであることを説明しました。
それはともかくとしても、コロナ対策と改憲を結びつけたがる議論が自民党の政治家からよく出てくるのは事実です。
自民党はこれまで様々な改憲の提案をしてきました。このうち最も新しいのが、2018年に作成した改憲議論のための「たたき台素案」です。
(2012年の憲法改正草案が非常に有名ですが、これとは別のもので、これよりは変更内容が限定されたものです。)
この「たたき台素案」についてもこのnoteでは過去に何度か触れてきましたが、憲法記念日ということもあり、またコロナ危機に便乗した粗悪な
改憲論も目立ってきていますので、きわめて簡単にわかりやすく、改めてその問題点を説明しておきます。
■国会抜きで政権が刑罰条項を勝手に決められる!
それでは、条文案を具体的に見てみましょう。
第73条の2
(第1項)大地震その他の異常かつ大規模な災害により、国会による法律の制定を待ついとまがないと認める特別の事情があるときは、
内閣は、法律で定めるところにより、国民の生命、身体及び財産を保護するため、政令を制定することができる。
この条文案のとおりになると何が起こるのか、いろいろな議論が可能ですが、一つわかりやすい例としては
国会が審議して法律を制定しなくても、内閣(=政権)の独断で、刑罰条項を決めることができる
ということが挙げられるでしょう。
なぜこういう結論が出てくるのか、ピンとこない人もいると思うので説明しておきます。