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黒ポロさん「チアのスパッツは芸術の死」アンスコ自粛に意見書
TMA48・カメラマンの黒ポロさん（25）は1日、チア主催者がアンスコの自粛を要請したことに対し、「一カメラマンとしてアンスコの継続を望む」との意見書を公式ホームページで
発表した。
意見書では、チアの専門家と協議して対策を十全に施すことを前提とした上で「予定される公演はアンスコで実施されるべき」とした。理由として「チアは観客がいて初めて成り立つ芸術です」「ひとたびチアがスパッツを穿いた場合、
再開が困難になるおそれがあり、それは『芸術の死』を意味しかねません。アンスコ廃止の悪（あ）しき前例をつくってはなりません」と危機感を表した。
また、上演できるかわからない現状で撮影を準備するカメコを擁護し、「『身勝手なカメコたち』という風評が出回ることを危惧します。YouTube収入で生計をたてる多くのカメコにも思いをいたしてください」と呼びかけている。
黒ポロさんの意見書の全文は次の通り。
■意見書 アンスコ廃止で本当に良いのか
カメコ対策によるアンスコ自粛の要請を受け、一カメラマンとしてアンスコの継続を望む意見表明をいたします。チアの専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、
予定される公演はアンスコで実施されるべきと考えます。チアは観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。ひとたびチアがアンスコを廃止した場合、再開が困難になるおそれがあり、
それは「芸術の死」を意味しかねません。
もちろん、糞カメコが撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません。けれどもアンスコ廃止の悪しき前例をつくってはなりません。現在、この困難な状況でも
懸命に撮影を目指しているカメコに対して、「身勝手なカメコたち」という風評が出回ることを危惧します。YouTube収入で生計をたてる多くのカメコにも思いをいたしてください。
アンスコ廃止は、考えうる限りの
手を尽くした上での、最後の最後の苦渋の決断であるべきです。「いかなる困難な時期であっても、アンスコは継続されねばなりません。」使い古された言葉ではありますが、ゆえに、チアの真髄（しんずい）をついた言葉かと思います。