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21/02/21 03:38:25.72 +vsaMeDi0.net
書評みてると もともとキチガイ右翼的な研究wする人間みたいだな。
日本政治と合理的選択―寡頭政治の制度的ダイナミクス1868‐1932
2006/4/1
マーク ラムザイヤー (著)
戦前の日本の政治体制が軍部支配になってしまった理由の因果連鎖をたどってゆくと、
元老山県有朋が軍部を他の元老や政党指導者からコントロールされないよう制度的に隔離したことにたどり着く
という比較的一般的な理解がゲーム理論的にも正しいことを論証した著作。
つまり、山県有朋の策謀は彼が寡頭支配者のひとりとして他の支配者、
主には伊藤博文に対する対抗上必然的にとらざるをえなかった戦略的行動であったと理解できるというのである。
制度上、寡頭支配者たちは同格であり、彼らはひとりひとり自己の影響力を他の支配者よりも高めるために
外部の支持者を調達する必要があったのだと。
逆に言えば、伊藤が政友会を結成したのは主には山県への対抗のためだったということになる。
ちょっと違和感はあるが、そうかもしれない。
山県が着々と自己の勢力を政府内に築き上げていったのに対して伊藤が遅れをとっていたのは事実だ。
人間の行動の理由はひとつではない。
山県に対する対抗心もまた政党結成の動機のひとつであったとしてもおかしくはないかもしれない。
政党勢力の代表に収まった伊藤に対する政府内の反感が
山県の影響力をさらに拡大させたと一般的には考えられていることからすると、
自滅行為に思える伊藤の行動は、実は山県による政府掌握の原因ではなくて、
本当は伊藤が官僚層をあらかた山県に奪われ政府掌握の手段を失った結果だと理解すべきだということになる。
伊藤と山県の二人が協力関係を築けなかった理由の根本はやはり
政党政治を容認する伊藤と断固拒否する山県が終生相容れなかったという事実だろう。
しかし、寡頭支配体制はゲーム理論的に見ると
もともと支配者間の協力関係の形成が困難になる仕組みだというわけだから、
二人の対立は個人的な政治的信条の対立だけから生じたのではなく
政府の掌握を目指して互いに優位に立とうとした二人の競争からも生じたのだ
という理解が必要なことをゲーム理論は教えてくれる。
政友会を自分の意のままに動く手足にしようと意図していたらしい伊藤にとって
政友会の結成は山県とは別ルートからの政府掌握の手段でしかなかった可能性は案外高いかもしれない。
本書の描く体制崩壊の歴史過程の見取り図は、
元老たちは相互不信から自分たちの権力全体を引き継ぐ後継者を作り出せず、
結果権力を手にした政党勢力も互いに相手に圧倒的優位を与えないようにしなければならなかったがゆえに
自らの手足をしばらざるをえず、結果軍部は山県が確立したその独



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