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緊急事態宣言下での銀座クラブ問題は、与党議員が辞職、離党する事態に発展した。いずれも世論を読み違えた結果、後手後手の対応の末に傷口を広げた格好だ。自民党が大敗した北九州市議選に続き、今後は東京都議選、衆院選と重要な選挙日程が控える。今回のドミノ辞任で、自公は厳しい戦いが予想され、与党内には危機感が募る。
(中略)
相次ぐ与党議員の不祥事は、新型コロナウイルス対応で迷走する政権への批判も相まって、地方選挙に影響を及ぼしつつある。
1月31日に投開票された北九州市議選では自民現職6人が落選。公明党も埼玉県戸田市議選で1人が次点に沈んだ。東京都千代田区長選でも与党推薦候補が敗れた。自民中堅は「ものすごい逆風が足元を直撃している」と危機感を強める。
4月には衆参2補欠選挙、7月には東京都議選、秋までには衆院選が控える。二階俊博幹事長は記者団に「党をあげて信頼回復に努力したい」と強調したが、コロナ対応の批判もあり、政府関係者は「負の連鎖が止まらない」と嘆いた。 (森井徹、郷達也)
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