20/10/23 22:39:33.35 YuAkYr4Z0.net
>>275
>>1
【1級】
最難関の簿記の試験である。
1級では商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目出題される。試験時間は180分(3時間)。
総合得点が100点満点中70点以上で合格となる。ただし、足切り制度があり、各科目(25点満点)の得点が最低でも4割(10点)以上でなければいけない。
例えば仮に総合得点が84点で、商業簿記、会計学、工業簿記が満点であった場合、原価計算は9点しか取れていないため、足切りで不合格になってしまう。
合格率は例年たったの10%程度しかなく、さらに受験者のほとんどは既に2級合格レベルの実力を持っており、将来的に税理士や公認会計士を目指す人も多いことから、かなりの難関試験であるといえる。
高校生で1級に合格できれば、地方新聞に名前が載るほどの偉業である。学校でもちょっとした武勇伝として名を残せるかもしれない。
また、国公立大学や有名私立大学の推薦(AO)入試で有利になることもある。
文系の最難関国立大学として知られる一橋大学商学部の推薦入試の出願条件にも、日商簿記1級が含まれている。(ただし経済学部、法学部、社会学部は対象外である。)
1級に合格すると、税理士試験に挑戦する権利が貰えるが、商学部や経済学部で所定の単位を取っていれば同様に受験資格が得られるため、
これ単独で価値がある資格というより、大学に行かなかった人、別の学部だった人が、キャリアチェンジで税理士を目指すための取っ掛かりとしての意義が強い。