20/10/05 22:50:18.32 NSW1xZxV0.net
富坂聰
「人材シェア」が普及
中国南部を中心にした前向きな変化で目を引いたのは「共享員工(人材シェア)」の登場だ。
かつてリーマンショック後の日本では、労働者同士で雇用を分け合うワークシェアリングが話題となった。
それとは異なり、複数の企業(主に製造業)が従業員を共有するシステムだ。
人材シェアを仲介するのは人材派遣会社で、繁忙期が異なる同エリアの労働者の配置を細かく調整する。
労働者は本来所属している工場の寮に住み、一定の補償金を受け取りながら、別の工場で働いて給与を受け取る。
従業員は閑散期に帰郷する面倒や、出稼ぎ地に戻ったときに仕事が見つからないリスクから解放される。
逆に工場側は、ハイシーズンに慌てて労働者を調達する手間から解放される。
宿舎費や昼食代などの分担も問題なく解決されたという。