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制度変更による国債市場への影響
また、リーマン・ショック以降続く規制強化の取り組みにより、金融機関の国債保有が減少し長期金利が上昇するリスクも考えられる。
バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、「銀行勘定の金利リスク」に係る規制枠組みの見直しを進めている。
金利リスクとは、金利水準の変動に伴い資産・負債の時価あるいは期間収益が変動することにより生じるリスクである。
規制が強化されれば、銀行の長期国債に対する需要が低下する可能性がある。
BCBSはソブリンリスクの規制上の取り扱いについても見直すことを発表している。
現状、多くの自国通貨建てソブリンエクスポージャーに対してゼロかゼロに近いリスクウェイトが適用されているが、国債に適用されるリスクウェイトが大きくなるなど規制が強化される可能性がある。
こうした措置も銀行の国債に対する需要低下につながり得る。