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京都アニメーション放火殺人事件で、逮捕された男の治療にあたった医師が、4カ月にわたった火傷の治療方法などについて学会で発表しました。
無職の青葉真司容疑者(42)は去年7月、京都アニメーションの第一スタジオに火を放ち、36人を死亡させた疑いで、逮捕されました。
ガソリンをまいた際、青葉容疑者も全身の9割以上に重いやけどを負いましたが、現在は立つためのリハビリを始めるまで回復しています。
近畿大学病院で青葉容疑者を治療をした主治医の男性が9月3日、大阪で行われた学会に参加し、4ヵ月に及ぶその治療方法について発表しました。
火傷した皮膚を取り除き、残った正常な皮膚を培養して5回に分けて移植。
皮膚の培養には時間が必要で感染症のリスクが付きまといますが、栄養管理などを含めたチームで治療に当たったということです。
広範囲に火傷を負った患者に培養した皮膚だけを用いて治療するのは非常に珍しく、主治医は「重い火傷で傷ついた人を1人でも多く救うため、今回の治療法を参考にしてもらいたい」と話しています。
09月03日 19:26
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