20/04/15 14:18:03 SPOjv3Xk0.net
マキャベリ『君主論』の解説
>今や政治の成否を神意に委ねることができないのだとすれば、どうなるか。人間にすべての責任がかかって
>くる。このとき、支配者に求められる資質こそが、その総合的な力量(ヴィルトゥ)である。
>
> この考えを本書を超えて延長させていくと、
>政治家や支配者の役割の例外性
>という見方が導かれる。本来神だけがなしえたこと、つまり
>一つの国家の安全な存続に対して支配者は責任を負わなくてはならない。
>だから支配者は、不運でうまくいかなかったとき、他の職業では許される言い訳を吐く権利を放棄した者だ。
>「そんなつもりではなかった」と言ってはならないのだ。『君主論』は君主に奸計(かんけい)を教えてい
>るのではなく、その恐ろしいほど厳しい責任を暗に説いているのである。
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