20/03/29 18:46:57 N+oM/SSgKNIKU.net
>>180
招かれた人は、「オロッコ、ギリヤック、樺太アイヌ、北海道アイヌ、台湾土人、台湾蕃人の諸種族男女長幼総数十八人」であった。
当時、人々の意識のなかで想定されていた日本帝国の植民地といえば、
『蝦夷を改称した北海道』、台湾、樺太、朝鮮、そして新たに権益の一部を得た満州であった。
これらの地域に住む住民は、日本人からすれば異民族であった。
『明治政府の成立後に蝦夷という名称から改称された北海道』は、日本人の植民する以前はアイヌの居住地であったし、
『日露戦争後に帝国の版図に入った樺太』には「ギリヤーク」(当時の呼称、自称はニブヒ)、
オロチョン、「オロッコ」(当時の呼称、自称はウィルタ)が住んでいた。
台湾にはタイヤル族、アミ族をはじめとした「原住民」が居住していた。
満州や朝鮮は、漢人にせよ朝鮮人にせよ、言うまでもなく異民族の住む土地であった。