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石原慎太郎は特異な人物だ。昭和三十一年、『太陽の季節』によって二十三歳で芥川賞を受賞、太陽族ブームを巻き起こし、古い価値を打破する反逆的若者の代表となった。
それが、いつしか自民党のタカ派議員となり、元祖ネトウヨ的な暴言を連発する東京都知事に豹変する。いったい、いつ変わったのか?
〈作家はなぜ政治家になったか〉の副題を持つこの短い評伝は、そんな石原の変化の諸相を鋭く突いている。古い資料の発掘と丹念な読み解きが、興味深い。
「憲法改正や再軍備は、再びわけのわからぬ国家意識を復活させるから反対。(略)今の憲法の明るさがいい」―若き日の石原の発言に唖然とする。
「もし戦争になって徴兵で引っ張り出されたら」と問われ、即座に「逃げちゃう」と応えてもいる。古市憲寿ではない、石原慎太郎が!
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